2011年 (平成23年) アラブ、アフリカ 中東諸国革命顛末記 \ 平成23年 アラブ・アフリカ・中東諸国革命顛末記 [
2011年 平成23年9月18日〜12月31日


シリア大規模デモで15人死亡 治安部隊発砲


シリアで30日起きた大規模なデモで、シリアの人権団体によると、北部イドリブ県では約25万人が参加、
東部や南部などでは治安部隊がデモ隊に発砲し、南部ダルアー、中部ハマなどで市民ら計15人が死亡した。
首都ダマスカス近郊でも大規模デモがあり、デモを支持している軍の離反兵と治安部隊が激しく衝突した。
反体制派によると、首都周辺などでは29日、治安部隊の攻撃で少なくとも26人が死亡。
監視団が活動を始めた27日以降130人が死亡したとして、監視活動に懐疑的な見方も広がっている。
イドリブ県では29日にも15万人規模のデモが行われたという。住民は監視団に弾圧被害を訴えようとしているが、
監視団に政権側の警護要員が同行しているため、自由に話ができない例が相次いでいる。


@アサドの治安部隊↓ おびただしい戦車群。。今年最後の映像はやはりシリアです。
監視団が入ったせいでシリアのアサド軍の蛮行映像がことごとく消されています。








平成23年12月31日


イラン 米の戦闘ゲームに対抗 イスラエル「攻撃」ゲーム


イランの「国立コンピューターゲーム財団」はこのほど、イスラエルを攻撃する内容のゲームソフトを
制作することを明らかにした。
米企業が10月末以降に販売したゲームソフト「バトルフィールド3」で、
米軍がイランを攻撃する場面が含まれていたことへの対抗措置。両国は、
ゲームを巡って両国の「戦闘」が激化している。

「バトルフィールド3」は日本でも人気のゲームソフト。
イラン国内で米兵がイラン人テロリストと戦闘する場面が含まれ、
首都テヘランの市街地がそっくりに描かれている。イラン政府はこれに抗議し、
「違法なゲームだ」として、国内のゲーム業者にソフトの販売を禁じ、既に複数の業者を営業停止にさせた。
イランの英字紙「テヘラン・タイムズ」によると、財団が制作を計画中のゲームの
タイトルは「テルアビブ(イスラエル最大の都市)への攻撃」。
同財団のミナイ会長は「米国は(イランを敵視する)シオニスト政権(イスラエル)に牛耳られている。
ワシントンよりテルアビブを標的にした方が米国人をより刺激できる」と語った。
この財団のウェブサイトによると、財団は非営利・中立だが、文化イスラム指導省と協力関係にある。
イラン政府から「国策」としてゲーム開発の指示があった可能性が高い。


@映画もそうですが、単なるゲームの世界とはいえ、国のメンツに関わる問題ですから、それはそれでいいと思います。





平成23年12月28日


ナイジェリア ミサの教会で爆発25人死亡


ナイジェリアの首都アブジャ近くのカトリック教会で25日、クリスマスミサの最中に爆発があり、少なくとも25人が死亡し、
多数の負傷者が出た。ロイター通信などが伝えた。
イスラム武装勢力「ボコ・ハラム」が同日、犯行声明を出した。ローマ法王庁(バチカン)は「人命を尊重せず、
憎しみと混乱を燃え上がらせようとする愚かな暴力だ」と批判した。
ナイジェリアではイスラム武装勢力による教会や警察施設に対する爆弾テロなどが相次いでいる。

参考:ボコ・ハラム(Boko Haram)はナイジェリアのイスラム過激派。Bokoはハウサ語で「西洋式の
非イスラム教育」を意味し、Haramとはアラビア語で「罪」の意味である。
Boko Haramとは「西洋の教育は罪」という組織名である。
ナイジェリア北部の各州にシャリーア(宗教に基づく法体系)の導入を目指して武装闘争を展開している。
「ナイジェリアのタリバン」と呼ばれる


@報復合戦というか、昨日に続いて「ボコ・ハラム」の連続攻撃のようです。





平成23年12月26日


ナイジェリアで68人以上死亡、当局とイスラム過激派が衝突


ナイジェリア北東部の都市ダマトゥルなどで、治安当局とイスラム過激派との間で銃撃戦が起き、
これまでに少なくとも68人が死亡した。
当局や病院関係者が24日明らかにした。
地元メディアに掲載されたナイジェリア軍幹部のコメントによると、軍は22─23日の衝突で、
過激派の50人以上を殺害したという。
軍側は3人の兵士が死亡した。ただ、病院関係者の話では、これまでに50人の遺体が見つかっているものの、
そのほとんどは民間人だという。
同関係者は電話インタビューで、「遺体は7人が警察官、2人が兵士、そして41人が民間人だ」と語った。
このほか、別の2カ所でも銃撃戦が発生し計15人が死亡した。
イスラム過激派の「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」は、過去数週間にわたって同国で銃撃戦や
爆弾による攻撃を仕掛けるなどの武力闘争を展開している。
11月にはダマトゥルで教会や警察署を襲撃し、65人が死亡した。


@やるかやられるか、中々厳しいですね。





平成23年12月25日


シリア首都で爆弾テロ、40人死亡 現地報道


シリア国営テレビによると、シリアの首都ダマスカスの治安情報機関施設周辺で23日午前、爆発物を積んだ自動車2台が爆発した。
国営テレビは「国際テロ組織アルカイダのテロとみられ、40人が死亡した」と伝えた。
ダマスカスではこれまで、治安当局が私服を含む大量の要員を投入し、反政権デモの波及を封じ込めてきた。
アルカイダなどのイスラム過激派によるテロも、これまでほとんど起きておらず、
報道が事実とすれば、極めて異例だ。
シリアでは、反政権デモ弾圧の状況を監視するアラブ連盟監視団の先遣隊が22日に到着し、
本隊の到着に向けた準備を始めたばか
りだった。


@監視団に対する挨拶代りと、更なる反政府デモ弾圧を正当化する為にアサドが仕組んでいるような・・・・





平成23年12月24日


エジプト フル装備の治安部隊が女性に集団暴行


エジプトの首都カイロで続く治安部隊と反軍政デモ隊との衝突で、保健省は、死者が10人にのぼることを明らかにした。
デモ隊は、ムバラク政権崩壊後の暫定統治にあたる軍最高評議会に反発しており、
カイロ中心部のタハリール広場などでは、治安部隊と衝突が続き、これまでに10人が死亡、
負傷者は441人にのぼっている。
救国内閣のガンズーリ首相は17日、「革命に対する攻撃だ」と述べ、治安部隊側の正当性を強調している。
エジプトでは、2012年1月まで議会選挙期間となっているが、混乱が続けば、
民主化プロセスへの影響も懸念される。


@結局、ムバラク政権崩壊後、二回選挙が行われましたが、大躍進した「自由公正党」や「ヌール党」などイスラム主義政党に対する
「エジプト・ブロック」や「革命継続党」などリベラル系会派や政党の不満分子のデモ攻撃と言ったところのようです。
来年早々、三回目の選挙がおこなわれるそうですが、醜い権力争いのようです。





平成23年12月18日


シリア中部に戦車数百台集結 デモ弾圧強化の準備か


国連のピレイ人権高等弁務官は12日、国連安全保障理事会の非公式協議に出席し、反政府デモ参加者への
武力弾圧を続けるシリアのアサド政権が、さらに大規模な武力行使を準備している可能性があると報告した。
市民の虐殺を防ぐ措置を講じるように安保理に求めた。
ピレイ氏の報告内容を国連人権高等弁務官事務所(OHCHR、本部・ジュネーブ)が公表した。
OHCHRによると、アサド政権はシリア中部ホムスに戦車数百台を集結させ、街の周囲に塹壕を掘っている。
ピレイ氏はアサド大統領に対し、攻撃中止命令を明確に出すよう要求した。
また、デモ弾圧による死者は、推定で子ども300人以上を含む5千人を超えるとも報告。
シリアを「人道に対する罪」で裁くため国際刑事裁判所(ICC)に国連安保理が捜査を要請することも求めた。


@シリアも中々終結しませんが、これがデモの弾圧ですか? 100%内戦状態です。


平成23年12月13日


米、パキスタン飛行場から撤退=NATO軍誤爆への報復で


パキスタン軍によると、米軍は11日、対テロ戦で武装勢力を空爆する無人機の発着場所に利用していた
西部バルチスタン州のシャムシ飛行場から撤退した。
同飛行場をめぐっては、先月下旬に米軍主導の北大西洋条約機構(NATO)軍(ISAF=国際治安支援部隊)が
アフガニスタンから越境空爆してパキスタン兵24人を死亡させたことへの報復措置として、
パキスタン政府がこの日までの撤退を米国に要求していた。


@シャムシ飛行場建設時、建設資金の一部を搬出したアラブ首長国連邦(UAE)のアブドラ外相が
仲介したようですが、けんもほろろに断られたそうです。
親米政権が反米に転化した一番の原因は、アフガンと同じ扱いをしたオバマのダブルスタンダード。
今回の誤爆?が、くすぶっていた反米感情に一気に油を注いだ。





平成23年12月12日


ステルス流出の危機…青ざめる米 イラン軍が押収「無人機」を公開


イラン国営プレスTVは8日、イラン軍が4日にイラン東部で押収したとする米軍の無人偵察機RQ170の映像を公開した。
誤作動を起こす電波を送るなどして強制着陸させたとしている。
中国とロシアが機体調査に加わる意向を示しており、米政府はイランそして中露への軍事情報流出に背筋を凍らせているとみられる。
イランは4日、アフガニスタンと接する東部の領空を侵犯したRQ170を撃墜したと発表。
アフガニスタンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)はこの日、「アフガン西部で制御不能になった米軍の
無人偵察機の可能性がある」との見解を示していた。
イラン政府は8日、米国側に領空侵犯を抗議するとともに、指導部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊が軍と共同で
「サイバーハイジャック」を展開し、アフガニスタンとの国境から約250キロの上空を飛行中だった
RQ170を強制着陸させたと説明。
多くの欧米メディアも、公開された機体が無傷であることなどからイラン側の主張は信用できると報じた。

米としてはイランの手に落ちたRQ170を奪い返したいところだが、米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、
米軍はRQ170を奪還または破壊する秘密工作活動を一時計画したが、リスクが大きいため断念したという。


@自爆装置付けておかないから。それにしてもイランの技術レベルの高さに敬服。








平成23年12月11日


越境ヘリ攻撃に報復措置 パキスタン、米に基地撤収要求


アフガニスタンに展開する北大西洋条約機構(NATO)主体の国際治安支援部隊(ISAF)のヘリコプターが
パキスタンに越境攻撃し、兵士24人が死亡したことへの報復措置として、パキスタン政府は26日夜、
同国南西部のシャムシ航空基地を使用している米国に対し、15日以内の撤収を求めることを決めた。
同基地は2001年の米同時多発テロ後、パキスタン政府がアフガンでの軍事作戦を始めた米国に利用を認め、
米中央情報局(CIA)が武装勢力に対する偵察無人機の運用などに使っていたとされる。
また、アフガンに展開するISAFへの物資は、武器を除く3〜4割がパキスタン経由で補給されているとみられているが、
パキスタン政府は26日夜の会議で輸送の遮断も正式決定した。
こうした措置が米国主導の対テロ戦に影響を与えるのは確実だ。
パキスタン側はカル外相が27日、米国のクリントン国務長官と電話会談し、越境攻撃を抗議したうえで
報復措置を伝えた。


@だから・・・・





平成23年11月28日


NATO部隊ヘリが越境攻撃、パキスタン兵24人死亡


パキスタン北西部の部族地域で26日未明、隣国アフガニスタンに展開する北大西洋条約機構(NATO)主体の
国際治安支援部隊(ISAF)のヘリコプターが越境し、パキスタン治安部隊の検問所を攻撃した。
軍によると、兵士24人が死亡、13人が負傷した。
ISAFは攻撃があった地域のアフガン側で最近掃討作戦を始めており、今回は誤って越境したとみられる。
だが、パキスタン側では「国家主権に対する攻撃だ」(地元州知事)などと反発が強まっており、
同国外務省は実質的にISAFを率いる米国のマンター大使を呼び、抗議した。
また、パキスタンはISAFの重要補給路だが、政府は国境を封鎖し、補給物資の輸送車の動きを止めた。
ISAFは26日午後、アレン司令官が遺族らに哀悼の意を表し、徹底した事実調査を行うと述べたとする
声明を出したが、さらなる関係悪化は必至だ。


@NATO軍はもっと慎重に行動すべきですね。この越境が他の意図をもってなされているなら、
我々の関知するところではありませんが、こうした些細ないざこざが遺恨を増大させそれぞれの
支援国を巻き込んで全面戦争に突入させます。
戦闘行為に麻痺しているのかどうかは知りませんが、主権国家である以上国力や軍備に関わらず
このような攻撃を受ければ腑抜けた我が国は別としても必ず反撃しますよ。


NATO誤爆でパキスタン兵24人死亡、報復に物資ルート閉鎖
パキスタンは報復措置として、アフガニスタンに通じるNATOの物資供給ルートを閉鎖。
ギラニ首相は、同国兵士の殺害は主権に対する攻撃だと非難し、
「パキスタンの主権を侵すようなことはさせない」と語った。








平成23年11月27日


ケニア・ソマリア軍がイスラム過激派アルシャバブ(Al-Shabaab)の基地攻撃 
国境付近では爆発相次ぐ



ケニア軍とソマリア軍は24日、ソマリア南部のイスラム過激派組織アルシャバブの軍事基地を攻撃し、
多数のメンバーを殺害・拘束した。
ケニア軍報道官やソマリア当局者らが明らかにした。
ケニア軍報道官は、ヘリコプター部隊の援護を受けた両軍部隊がアルシャバブの基地を攻撃し、
破壊したと述べた。ケニア軍は23日にもバダデ近郊の2カ所の軍事基地を空爆していた。
一方、ソマリアとの国境に近いケニアのマンデラで24日、道路脇に仕掛けられていた爆弾が爆発し、
パトロール中だったケニア軍兵士1人が死亡する事件が起きた。
また、ケニア東部ガリッサでも同日夜、レストランなどで手投げ弾とみられる爆発があり、
3人が死亡、27人が負傷した。
ケニア軍は10月、同国で多発した外国人誘拐事件にアルシャバブが関与したとして、ソマリアに部隊を派遣し、
アルシャバブ掃討作戦を行っている。


@参考:アル・シャバブはソマリア南部を中心に活動するイスラーム勢力。
2009年現在、ソマリアで最も有力なイスラーム勢力であり、ソマリア南部で最も支配地域が広い勢力でもある。
ソマリア暫定連邦政府とそれを支援するエチオピア、アメリカ合衆国、アフリカ連合などと対立している。
ソマリア南部の都市キスマヨを支配するヒズブル・イスラム、アルカーイダ、エリトリアなどと交流があるとされる。











平成23年11月25日


イエメン大統領が権限移譲の仲介案署名、33年の独裁に幕


イエメンのサレハ大統領は23日、サウジアラビアの首都リヤドを訪れ、副大統領への権限移譲などを柱とする
湾岸協力会議(GCC)の仲介案に署名した。
イエメンは約10カ月にわたる反体制派デモと治安部隊の衝突によって、内戦寸前の状態に陥っていたが、
今回の署名により33年間に及んだサレハ政権は事実上幕を下ろすことになる。
サウジアラビア国営テレビは、サレハ大統領がサウジのアブドラ国王とナエフ皇太子を前に、
仲介案に署名する映像を放映した。イエメンの野党勢力代表者も大統領に続いて署名した。

GCCによる仲介案には、サレハ大統領がすべての権限をハディ副大統領に移譲するほか、
副大統領が野党勢力と暫定政権を樹立する方針に加え、向こう3カ月以内の大統領選実施が盛り込まれている。
また、国連の潘基文事務総長はこの日、サレハ大統領が仲介案への署名後、
療養のためニューヨークに向かうとの連絡を受けたことを明らかにした。


@次はアサドですね。





平成23年11月24日


トルコ首相がシリア大統領に退陣要求、「リビアに学べ」


トルコのエルドアン首相は22日、反政府デモ弾圧を続けるシリアのアサド大統領に即時退陣を求め、
リビアの元最高指導者カダフィ大佐がたどった運命から学ぶべきだと語った。
首相は、テレビ演説で「民衆や国、地域の平和のために(アサド大統領は)退陣を」と呼び掛け
、国境を接する隣国シリアで「何も起きていないかのように装ったり、背を向けることはできない」と述べた。
トルコはかつてはシリアの同盟国だったが、過去8カ月にわたってデモ弾圧を続けるアサド政権への批判を強めており、
CNNトルコの報道によると、トルコ地上部隊の司令官は、シリアとの国境近くに展開する部隊の視察にも出向いている。
また、ギュル大統領は22日付の英ガーディアン紙に掲載されたインタビューで、シリアは「行き詰まっており」、
変化は「不可避」だと指摘。ただ「世界に軍事介入を求めるものではない」とし、
そうした変化はシリアが自ら起こすべきだとの考えを示した。


@隣国といえども内政干渉だといわれてしまえばそれまでの話ですが、よくぞ言ってくれたって感じですね。
イスラエルとの確執も含めトルコの動きは色々な意味で要注意です。


平成23年11月23日


カイロ軍政批判デモ、死者20人超す 治安部隊と衝突


エジプト保健省は21日、首都カイロ中心部のタハリール広場などで続く軍部批判のデモ隊と治安部隊との
衝突による死者が22人になったと発表した。
AP通信は遺体安置所の話として24人が死亡したとしている。
負傷者は1千人を超えた模様だ。治安部隊の動きしだいで衝突が激化しかねない緊迫した情勢だ。
一連の衝突は、ムバラク政権の崩壊後に全権を握ったエジプト軍最高評議会が、
新憲法に軍の権益を維持する原則を導入しようとしたことに対する18日の抗議デモが発端。
治安部隊が排除に動き、抵抗するデモ隊は21日もタハリール広場に残っている。

エジプトでは「軍最高評議会がデモのきっかけをつくり、対応も誤った」との抗議が広がっている。
国営中東通信によると、ガジ文化相は20日、軍部に抗議するとして辞表を提出。
次期大統領選に立候補を予定している元国際原子力機関(IAEA)事務局長のエルバラダイ氏ら複数の勢力が、
事態打開のための「救国内閣」の組閣や政府と各勢力の対話、一刻も早い民政移管を求める声明を相次いで出した。


@“文明の幸福を求めるなら、文明の痛みは避けられない。その痛みがすなわち革命だ” 孫文





平成23年11月22日


シリア バース党建物にロケット弾攻撃


軍から離反した兵士らと政権側との戦闘が続いているシリアの首都ダマスカスで20日未明、支配政党バース党の
建物にロケット弾数発が撃ち込まれた。
ロイター通信などが伝えた。首都への攻撃が報じられるのは初めてで、同国が内戦状態に突入する懸念が
いっそう強まっている。
ロイター通信が目撃者の話として伝えたところでは、建物からは煙が上がり、周辺の道路は警察によって封鎖されたという。
被害の程度や死傷者の有無は不明だが、建物は当時、ほぼ無人だったとみられる。
ただ、厳重な警備態勢が敷かれるダマスカスでこうした攻撃があった意味合いは大きい。これが反体制派によるものだとすれば、
首都にまで強力な武器や弾薬を持ち込み攻撃を実行する能力があることを示したことになる。
政権にとって脅威となることは間違いなく、治安機関による反体制派弾圧や市民への締め付けはいっそう厳しさを増すとみられる。


@いいですね〜。やっとやる気になってきたようです。愛国的自衛官も静観している場合じゃないですよ。








平成23年11月20日


シリア 衝突で73人死亡と、シリア国民評議会の方向性


ロンドンを拠点とする「シリア人権監視団」は15日、声明を発表し、シリア各地で14日発生したアサド政権の治安部隊と
反政府勢力の衝突で73人が死亡したことを明らかにした。
AFP通信が伝えた。
3月の反政府デモ開始以降、1日の死者数としては最大規模。
衝突は南部ダラア県を中心に発生。
市民27人が治安部隊に射殺される一方、軍を離反した反体制派の兵士らが体制側の部隊と衝突し、
双方合わせて46人が死亡したという。

参考:
シリアの反政府勢力は、2011年10月2日、トルコのイスタンブールで記者会見を開き「シリア国民評議会(SNC)」の
設立を明らかにした。
議長となったフランスのソルボンヌ大学のボルハン・ガリユーニ教授(現代東洋学)は、
記者会見で以下のように述べ国際社会による支援を訴えた。
「シリア国民評議会(SNC)」は、首都ダマスカスを本拠地とし民主主義を標榜するダマスカス宣言グループ、
シリアでは禁止されているイスラム政党シリア・モスレム同胞団、様々なクルド人グループ、
これまで反政府運動を率いてきた草の根の国内調整委員会、部族代表者、独立系人物で構成される。

@ 「シリア国民評議会(SNC)」は国内外の反アサド勢力の結集に成功した。
A 「シリア国民評議会(SNC)」はアサド政権が国際的信頼を完全に喪失したと考える。
B 「シリア国民評議会(SNC)」は、アサド政権による国家統一を脅かし国家を内戦の危機に追いやる宗派的な扇動を非難する。
C 「シリア国民評議会(SNC)」は反政府勢力を再結集し平和的革命を続ける。
D 「シリア国民評議会(SNC)」はシリアのあらゆる人々を動員し、革命を進め政権を打倒したいとの国民の切望を実現するために必要な支援を行う。
E 世界はアサド政権に代わる結束した反政府勢力の出現を待っていたのだから、世界は「シリア国民評議会(SNC)」を承認し得る。
F 国際機関はシリア国民に対する責任を果たし、彼らに宣告された戦いから彼らを守り、危険な人権侵害を止めるよう要請する。
G 但し、「シリア国民評議会(SNC)」はシリア国民の主権を侵害する如何なる外国勢力の介入も拒否する。

「シリア国民評議会(SNC)」は2011年11月、190人で構成される総会を開催する予定である。
尚、「シリア国民評議会(SNC)」は7勢力の代表で構成する29人を抱える強力な事務局を設立する。
29人の出身別の内訳は、国内調整委員会6人、モスレム同胞団及び部族代表5人、ダマスカス宣言(グループ)4人
リベラル・グループ4人、独立系5人、クルド人4人、キリスト教徒1人である。
ところで10月2日付のアル・バース紙は、ロバート・フォード駐シリア・米大使がダマスカスの反体制派の
人物ハッサン・アブジム氏を9月29日に訪れた際にアサド政権の支持者たちから腐った卵を投げつけられた事件に触れ、
同大使が再び卵をぶつけられたくないならばシリアの国内問題に介入することは止めねばならないと警告した。
他方、オバマ政権は駐米シリア大使を呼び出し、事件について公式に抗議している。





@シリア国民評議会は、アサドに変わって利権だけを求める外国の餌食にだけはならないようにして欲しいですね。








平成23年11月16日


シリア政府軍が中部都市に進攻、子ども含む市民100人死亡


反政府デモへの弾圧を続けるシリア政府軍とアサド政権を支持する民兵は7日夜、中部都市ホムスの住宅地を占拠、
8歳の子どもを含む市民6人が死亡した。
住民や活動家らが明らかにした。ホムスでは過去6日間、政府軍の戦車による攻撃で多数が死亡している。
シリアの人権団体Sawasiahによると、先週少なくとも100人がホムスで死亡。
主に貧困層の集まる住宅地バブアムロ地区への攻撃によるものだという。
また、別の活動家は電話で、大半の市民は同地区から避難したとし、「(政府軍らは)家々を襲い、市民を拘束している。
民兵はトラックを持ち込み、略奪を行っている」と語った。
アサド政権は2日、弾圧停止に向けてアラブ連盟と合意したばかり。
合意内容には、都市部から軍を撤収させることや政治犯の釈放、2週間以内に反体制派との対話開始などが含まれていた。
合意後も弾圧が続けられていることについて、カタールのハマド首相は同連盟の加盟各国に対し、
12日に協議することを呼び掛けている。 


@おさらい:簡単に言うと同じイスラムでありながら、シーア派に属するアラウィー派(少数派)のアサド(当然軍関係者も同派)が、
国民の75%を占めるスンニ派を虐殺しているという構図。











平成23年11月08日


ナイジェリア 武装集団警察施設襲撃、60人死亡か


ナイジェリア北東部ダマツルで4日、警察施設などを狙った武装集団の攻撃があり、数十人が死亡、少なくとも100人が負傷した。
AFP通信によると、武装集団は警察本部と三つの警察署、複数の教会を爆破、治安部隊と銃撃戦になった。
目撃者は、死者は60人に上ると話している。 ナイジェリアでは、国際テロ組織アルカイダ系武装勢力による
爆弾テロが相次いでおり、関連が疑われている。8月には、国連施設が爆破され、20人近くが死亡している。


@ボコ・ハラム(Boko Haram)はナイジェリアのイスラーム過激派。
Bokoはハウサ語で「西洋式の非イスラム教育」を意味し、Haramとはアラビア語で「罪」の意味である。
Boko Haramとは「西洋の教育は罪」という組織名である。
ナイジェリア北部の各州にシャリーアの導入を目指して武装闘争を展開している。
「ナイジェリアのターリバーン」と呼ばれる。








捕捉:ボコ・ハラムは、2002年にナイジェリア北部のマイドゥグリで結成された。
創設者はモハメド・ユスフ(Mohammed Yusuf)である。
2004年にボコ・ハラムはヨベ州に本部を移した。
ニジェールとの国境付近に設立した軍事訓練キャンプを「アフガニスタン」と名づけ、
そこから警察署の襲撃などを繰り返した。
ボコ・ハラムにはチャドなどから来た民兵も合流している。
ボコ・ハラムは西洋式教育だけでなく西洋文明、現代科学、特にダーウィン主義を攻撃している。
2009年、ナイジェリア警察はボコ・ハラムの摘発に乗り出しバウチ州で幹部数名を逮捕、
7月には治安部隊とボコ・ハラムの間でバウチ州、ヨベ州、カノ州、カツィナ州において大規模な戦闘が行われ、7
00人を越える死者が出た。
リーダーのモハメド・ユスフはナイジェリアの治安当局に逮捕され、収監中に脱走を図り射殺された。
39歳であった。

2010年以降もボコ・ハラムはボルノ州での暗殺、バウチ州の刑務所襲撃(700人以上の受刑者が
結果的に脱獄した)、グッドラック・ジョナサンが大統領に就任すると首都アブジャの
ナイジェリア軍兵舎敷地内の市場での爆弾テロ、クリスマスイブにプラトー州でキリスト教徒を狙った
連続爆破テロなどを起こし、2011年6月にアブジャで起こった警察本部駐車場での
自爆テロ事件(2人が死亡)でも犯行声明を出している。





平成23年11月06日


シリア中部で治安部隊が19人殺害か、弾圧停止合意の翌日


人権活動家らの証言によると、シリアの中部ホムスで3日、治安部隊による反政府デモの弾圧で19人が死亡した。
アサド政権は2日、都市部から軍を撤収させることや反体制派との対話開始などでアラブ連盟と合意したばかり。
活動家らは、ホムスのバブアムロ地区で戦車の攻撃があったほか、別の地区でも治安部隊による発砲があったとしている。
アラブ連盟との合意内容には都市部や住宅地からの軍撤収が含まれていたが、ホムスでは2日から戦車が住宅地に進攻しており、
撤収する様子はないという。
また匿名の目撃者は、治安部隊の管理下にある国立病院で、ホムスから運ばれてきたとされる数十人の
男性の遺体があったと述べた。

ホムスでは反政府デモが活発に行われており、住民の大半が属するスンニ派と、アサド大統領など政権を掌握する
イスラム教の少数派アラウィ派との間で緊張が高まっている。
活動家らによると、1日にはアラウィ派に属する9人がバスから引きずり出され、ホムス近郊で殺害された。
その翌日の2日にはアサド政権派の部隊が少なくとも11人のスンニ派の市民を射殺したという。


@これも文明の痛みなのでしょうか?





平成23年11月05日


ソマリア:南部の避難民キャンプで空爆、MSFは負傷者を治療


10月30日午後1時30分前後、ソマリア南部のジュバ川下流地方のジリブにある避難民キャンプが空爆を受け、
MSFのスタッフは同地方マレレでこの空爆による負傷者、数十人の治療にあたっている。
30日の時点で少なくとも3人が死亡、52人が負傷したとされており、その多くが女性と子どもである。
MSFは負傷者の治療と容態の安定のため、マレレの病院に搬送したほか、マレレの病院で対応しきれない
一部の患者については、他の施設への搬送も検討している。
ソマリアは今年5月以降、深刻な人道危機に見舞われており、数十万人に上る人びとが暴力や
干ばつ被害によって避難を強いられている。
ジリブの避難民キャンプには約1500世帯が避難している。
MSFはジリブのキャンプで急性栄養失調に陥った子どもの治療を含めた医療ケアの提供を行っているほか、
石けんや調理油、毛布、仮住まい用資材など、基礎的な救援物資の配布も行っている。
MSFはソマリアの紛争に関わるすべての当事者に対し、紛争に巻き込まれた民間人の権利を
尊重するように訴える。


@昨日地球の人口が70億人に達したと報道されていましたが、ソマリアでは毎日300人の子供たちが
飢餓で死亡しています。その予備軍は60万人いると報告されています。





平成23年11月01日


南スーダン 戦闘で80人死亡=武装集団「南スーダン解放軍(SSLA)」が町を襲撃


日本政府が陸上自衛隊施設部隊の派遣を検討中の南スーダンで29日、大規模な戦闘が発生、現地からの報道によると、
約80人が死亡した。
戦闘があったのは北部のユニティ州で、自衛隊派遣が検討されている南部の首都ジュバとは数百キロ離れている。
しかし、不安定な国情が浮き彫りになった形で、検討作業にも微妙な影響を与えそうだ。AFP通信によると、
同州北部の町マヨムを29日早朝、武装集団が襲撃した。
南スーダン政府は「逃げる住民を撃ち殺した」と非難する一方、「民兵60人以上を殺害した」と発表し、
市民の犠牲者は15人にとどまったと強調した。
また「事態を掌握しており、反乱兵を追跡中だ」とも主張している。
武装集団は、7月に悲願の独立を果たしたばかりの南スーダンで、主流派となったスーダン人民解放軍(SPLA)の
分派「南スーダン解放軍(SSLA)」とみられている。
SSLAは28日、国連や援助団体に対しユニティ州から撤退するよう通告。さらに、ロイター通信によると、
29日には戦闘後に声明を出し、隣接するワラプ州にも戦闘を拡大すると警告した。 


@PKOもいいけど、まずその命令を下す政府の問題解決が先決じゃないの。








平成23年10月30日


リビア カダフィきょう埋葬か、砂漠で秘密裏に
簡素な儀式で



ロイター通信によると、リビアの統治主体となった国民評議会の当局者は24日、カダフィ大佐と
四男ムタシム氏の遺体が25日、砂漠の秘密の場所に埋葬されると述べた。
イスラム教聖職者が立ち会い、簡素な儀式を行うという。
カダフィ氏の遺体については、出身部族が引き取って埋葬すると申し出ていたが、
合意に至らなかったという。


@カダフィ然り、どんなに権力を誇示していてもも、いつ何が起きるか分からないのがこの世の常。
日本の悪徳・売国政治家たちも気を付けるなさい。








平成23年10月25日


カダフィ死亡 最後の拠点制圧の際
志半ばで無念にも凶弾に倒れたすべての英霊達に心から哀悼の誠を捧げます


リビアの反カダフィ派組織、国民評議会の部隊は20日、カダフィ派の最後の拠点だった中部シルトをほぼ制圧した。
制圧の際、カダフィ氏(69)は死亡したとの情報があり、評議会などが情報の確認を急いでいる。
シルトはカダフィ氏の出身地。情報が事実なら、42年にわたりリビアを独裁支配したカダフィ氏の
勢力が消滅に向かうのは確実だ。
トリポリ軍事評議会の最高司令官ベルハジ氏は20日、衛星テレビ、アルジャジーラに対し、「カダフィは死亡した。
彼の時代は終わった。まもなくきちんとした情報を出せるだろう」と語った。
カダフィ氏の消息をめぐっては、シルトでの戦闘で「負傷した」との情報も流れ、錯綜している。


@「撃つな、撃つな」と嘆願したとか。いつか、こんな日が来るとは思っていましたが、事実なら意外に早かったですね。
反体制派として命をかけて戦ったすべての戦士にエールを送るとともに、
志半ばで無念にも凶弾に倒れたすべての英霊達に心から哀悼の誠を捧げます。









平成23年10月20日


リビア リビア国民評議会「NTC」 シルト制圧 カダフィ派の最後の拠点


リビアの反カダフィ派「国民評議会」の複数の現地司令官が20日、カダフィ氏の出身地で、カダフィ派が最後の拠点として
抵抗を続けていたシルトを制圧したと明らかにした。
ロイター通信などが伝えた。同通信によると、司令官の1人は「もはやカダフィ派の部隊はいない。
今は逃亡を図っている兵士の掃討を行っている」と話した。


@今年1月に始まったチュニジアのジャスミン革命がエジプト、アルジェリア、イエメン、バーレーン、イランへ次々に飛び火しました。
そして2月16日、リビアのベンガジで始めて反政府デモが行われましたが、それから8ケ月間、連日のように命を賭けて
カダフィ軍と戦う素人集団の戦闘を追ってきました。愈々カダフィの聖地もその素人集団によって制圧されたようです。
後は一日も早くカダフィを処刑することですね。








平成23年10月20日


クルド人武装勢力が襲撃、トルコ兵士24人死亡


トルコ南東部で19日未明、少数民族クルド人の武装組織「クルド労働者党」(PKK)の戦闘員がトルコ治安部隊を襲撃し、
同国のテレビは兵士24人が死亡したと伝えた。
トルコ軍はPKKの拠点がある隣国イラク北部に報復攻撃を加えた。
PKKはクルド人による自治拡大を求めており、治安部隊への襲撃やテロを繰り返している。


@今日は、ご存知の方も多いと思いますが、トルコと日本の逸話を紹介します。








平成23年10月20日


ケニア軍がソマリア進攻=イスラム過激派を追撃


ケニアからの報道によると、同国軍は16日、ソマリアを拠点とするイスラム過激組織アッシャバーブを追撃するため、
ソマリア領内に進攻した。
ケニア政府報道官は「アッシャバーブはケニア国内に侵入し、誘拐と攻撃を繰り返してきた」と進攻の理由を説明した。
ケニアで最近相次いだ外国人誘拐の背後にアッシャバーブの存在が指摘されていた。 


@ケニアの難民キャンプで活動していた国境なき医師団所属の女性が誘拐されているようですが、
兎に角、まず飢餓状態の子どもたちを救ってやることだと思います。





参考T:アフリカ大陸の東北端に位置し、「アフリカの角」と呼ばれる。イタリアとイギリスの植民地だったが、1960年に独立。
アフリカの国としては珍しく単一民族・単一言語・単一宗教だが、6つの氏族、16の準氏族に分かれていて、
独立後から権力争いが続く事になる。
60年代、マレハン氏族のバーレが政権を握り、社会主義の独裁政治を始める。
70年代にはソ連、アメリカから経済・軍事援助を受ける。
80年代になるとバーレ政権に対する他氏族の反発が表面化。
北部はイサク氏族によるSNM(ソマリア国民運動)、中部はハウイエ氏族によるUSC(統一ソマリア会議)、
南部はマレハン氏族によるSNF(ソマリア国民戦線)の3つの支配地に分裂する。
三つ巴の内戦の末に、1991年、ソマリア最大の武力を誇るアイディード将軍率いるUSCが、
バーレ大統領を追放して首都のモガディシオを制圧する。
しかし、今度はUSC内部でアイディード将軍派とマハディ暫定大統領派との抗争が起こり、
冷戦時に米ソから供与された武器を使って激戦となる。
内戦は他氏族を巻き込んで全土に拡大し、ソマリアは無政府状態に突入した。


参考U:私も何度も観ましたが、実話に基づく映画「ブラックフォーク・ダウン」は有名。
内戦下のルワンダを題材とした「ホテル・ルワンダ」も必見。


平成23年10月17日


リビア シルテ攻撃継続中 リビア国民評議会(NTC)


@カダフィ軍の激しい抵抗が続いているようです。








平成23年10月15日


リビア シルテ中心部へ総攻撃 リビア国民評議会


リビアのカダフィ大佐の出身地で、カダフィ派部隊が立てこもるシルトを包囲する反カダフィ派は8日、
制圧できていない中心部に攻撃を加えているが、カダフィ派が配置した狙撃手の激しい抵抗に遭っている。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、反カダフィ派はこの週末を決戦と位置づけ、
ロケット砲などでシルト中心部に総攻撃を仕掛けた。
7日からの攻撃で死者は22人、負傷者は500人に上るという。
一方、反カダフィ派国民評議会(NTC)のアブドルジャリル議長は8日、トリポリで会見し「シルトが陥落された時点で、
リビア解放を宣言する」と語った。


@始まった戦いもいつかは終わるもの。
カダフィ派も反カダフィ派(NTC)もお互い悔いの残らない歴史に残る名勝負をお願いします。








平成23年10月9日


リビア 消えたSAMミサイル5千発


リビアの反カダフィ派「国民評議会」の軍当局者は3日までに、カダフィ政権の軍が保有していた
携行式地対空ミサイルSAM7のうち約5千発が行方不明になっていることを認めた。
同当局者はカダフィ政権が旧ソ連やブルガリアから約2万発のSAM7を購入と指摘。
「一部は外国の悪者の手に渡ったかもしれない」と述べ、国際テロ組織などへの流出の可能性に懸念。


@>「一部は外国の悪者の手に渡ったかもしれない・・・どんな奴が書いた記事か知らないけれど、笑ったよ。





平成23年10月6日


ソマリア 車爆発、55人死亡 30人超が負傷


アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオで4日、大きな爆発があり、少なくとも55人が死亡し、30人以上が負傷した。
115人が死傷したという報道もある。同国では飢饉(ききん)が深刻化し、300万人以上に支援が必要とされているが、
国際社会による援助活動への影響は必至だ。
AP通信などによると、爆弾を積んだ車が、暫定政府の教育省の建物入り口にある検問で止まった後に爆発。
近くにいた兵士のほか、学生や市民が犠牲になった。
モガディシオでは、ここ数カ月、爆弾テロが続いているが、今回の被害は最大級となった。
イスラム武装勢力シャバブが犯行を認める声明を出した。


@圧倒的な武力で暫定政府を倒し、新たな反体制派勢力の結集によるソマリア国民評議会ができない限り、
ソマリアの内戦は永遠に続くでしょ。








平成23年10月4日


シリア反体制派、トルコで統一組織「民衆革命目指す」 
我が陣営も「日本国民評議会」を結成しよう!!



民主化デモを続けるシリアの反体制派や野党、部族計9団体の代表者が2日、隣国トルコのイスタンブールに集まり、
反アサド政権の統一組織を結成した。
AFP通信などが伝えた。名称を「シリア国民評議会」とし、民衆革命による国民主権の国家建設を目指すとしている。
代表者の一人はパリ在住のシリア人で、評議会について「自由を求める国民の主権を具現化するための組織だ。
評議会は全てのシリア人に開かれている」と語った。
3月から反体制派のデモが続くシリアでは、アサド政権による弾圧が続き、国連によると民間人2千人以上が死亡した。
国連安全保障理事会で制裁決議案の採択に向けた協議が続いている。


@世界的潮流となりつつある反体制派グループによる世界革命に合わせて、
我が陣営もぼちぼち「日本国民評議会」を結成して結束を図るべき秋ですね。


平成23年10月3日


シリア 中部ラスタンに治安部隊が進入、離反兵士らを攻撃か


反政府デモが続くシリアで27日、治安当局の戦車やヘリコプターが中部ラスタンに進入したことが、
複数の住民の証言で明らかになった。
ラスタンではこれより先、離反した軍兵士らと治安当局との間で衝突が続いていた。
人口4万人のラスタンはシリア第3の都市ホムスの近くに位置しており、政権軍から離反した兵士数百人が
数週間前から集まっている。
両地やイドリブ県では大規模な反政府デモが行われている。
治安当局はラスタンを2日間包囲した後、26日夜から戦車とヘリコプターで攻撃を行ったという。
住民の1人は、「夜に戦車が接近し、銃撃と爆発が絶え間なく続いた。
朝になって(治安部隊が)進入してきた」と述べた。
また別の住民は、ラスタン南部で離反兵士と政権軍による戦闘が続いていたとした。
2日間にわたり外出できず、犠牲者の数は把握できていない、と状況を説明した。


@すべての元凶はアサド。


平成23年9月27日


イエメン サレハ帰国で事態悪化=デモ隊40人死亡


反体制デモが続くイエメンの首都サヌアで24日、政府軍の砲撃などでデモ参加者や軍を離反した兵士ら40人が死亡した。
AFP通信が伝えた。サレハ大統領が23日に約3カ月半ぶりにサウジアラビアから帰国したのを受け、
事態は悪化する様相を呈している。
サヌアでは、大学周辺の大通りでサレハ政権退陣を求め、数千人が泊まりの抗議を続けている。
大通りに迫撃砲が撃ち込まれたほか、狙撃手も発砲した。
また、デモ隊側に付いたアリ・モフセン・アフマル元大将率いる離反軍の拠点も狙われた。
6月の暗殺未遂事件で負傷し、サウジで治療していたサレハ大統領は帰国後も、湾岸協力会議(GCC)がまとめた
権力移行案を拒否する姿勢を崩していない。
大統領の帰国で勢いづいた大統領支持派の民兵もデモ隊への攻撃に加わっているもようだ。


@少人数ですが離反軍もデモ隊をカバーしているようです。





平成23年9月25日


イエメン サレハ大統領帰国・・・・3カ月ぶり 治安の混乱、深刻化


イエメンの国営サバ通信によると、サウジアラビアで療養中だったサレハ大統領が23日、帰国した。
6月の暗殺未遂事件で重傷を負い出国して以来3カ月半ぶりの帰国。
退陣要求に直面しながら権力を維持する構えを示した形だ。
大統領派は反大統領派への攻勢を強め、死者は23日までの6日間で100人を超えた。
サウジなどが調停する権力移譲交渉も頓挫し、混乱は深まりつつある。
首都サヌアからの情報によると、国営テレビがサレハの帰国を報じた後、市内に銃撃や爆発の音が響いた。
大統領の帰還を祝う支持派の発砲と見られる。
国営メディアは帰国の様子は放映しなかったが、健康状態に問題はないとしている。
与党幹部と面会後、演説するとの情報もある。
23日はイスラム教の金曜礼拝の日にあたり、反大統領派は退陣要求デモを予定し、
大統領派は対抗して帰国を祝う集会を開く構えだ。


@また確実に荒れますね。





平成23年9月23日


アフガン 元大統領暗殺、タリバンとの和平交渉に影響


アフガニスタンの首都カブールで20日、反政府武装勢力タリバンとの和平交渉を担当する
高等和平評議会議長のラバニ元大統領が、タリバンによる自爆攻撃で死亡した。
警察によると、タリバンのメンバー1人が和平協議を理由にラバニ氏の自宅を訪れ、ターバンに
隠していた爆弾を爆破させた。
カルザイ大統領の上級顧問も重傷を負ったという。
タリバンの広報担当は犯行を認め、自爆犯がこれまでに何度もラバニ氏宅を訪れ、
同氏や警護の信頼を得ることに成功した「十分に訓練された」兵士だったと明らかにした。
国連総会のためにニューヨークを訪れているカルザイ大統領は、オバマ米大統領との会談に先立ち、
ラバニ氏の死によって和平交渉が「阻まれることはない」と明言。


@ジャスミン革命以降のこうした動きは、すべてアメリカなど先進国やシナ・北朝鮮など出遅れ組のリーダーが
入れ替わる所謂「2012年問題」の序章にしか過ぎず、愈々各国・各組織が領土問題も含め
エゴむき出しの醜いナショナリズムの激闘が始まる。
東日本大震災の教訓すらまったく生かせない我欲の徒と化した日本人や売国奴の集合体たる
民主党政権ではもたない。
併しながら、少なくともこのブログを毎日ご覧頂いている賢明な日本人の皆さまだけは、
どのような事が起きてもどこにいても必ず生き抜いていける術を知らない間に習得していますからご安心ください。(笑)





平成23年9月21日


トルコ 首都アンカラで爆発、2人死亡


フランス公共ラジオは20日、トルコからの報道として、トルコの首都アンカラで20日、爆発があり2人が死亡、
数人が負傷したと伝えた。
中心部で乗り物が爆発したとみられるが、原因ははっきりしていない。
爆弾との報道もある。
トルコでは、少数民族クルド人の国家樹立を目指す非合法組織「クルド労働者党(PKK)」に
関係する組織などによるテロが度々発生。
最大都市イスタンブール郊外では昨年6月、トルコ兵らを乗せたバス近くで爆弾が爆発、
兵士や家族ら計5人が死亡している。

報復に対する報復でしょ





平成23年9月21日


リビア 反体制派、シルテでスカッドミサイル押収


@追い込まれたカダフィ軍が、最後の手段で大量破壊兵器やら何やらを使わない事を祈るだけです。











平成23年9月20日


イエメン デモ弾圧死者58人に、政権軍と離反部隊の衝突も


イエメンの首都サヌアで18日に始まった大規模な民主化要求デモは20日も続き、当局の弾圧による死者が
3日間で少なくとも58人に上ることが明らかになった。
デモ弾圧を受け、サレハ政権軍と政権側から離反した軍部隊の間で衝突が発生し、激しい交戦が行われている。
20日には、デモ参加者の集合場所にロケット弾が撃ち込まれ、少なくとも2人が死亡した。
複数の目撃者は、朝の礼拝直後の午前5時ごろ(日本時間午前11時)に少なくとも
3発のミサイル弾が発射されたとしている。
19日には少なくとも30人が死亡。
犠牲者の中にはサウジアラビアのニュースチャンネル向けに取材をしていた記者も含まれるという。
医療関係者によると、同日の負傷者は少なくとも187人に上った。

当局の武力弾圧を受け、先にサレハ政権から離反していた軍高官アリ・モフセン氏が率いる部隊と、
政権軍の間で衝突が発生。
目撃者によると、モフセン氏側の部隊と政権軍は、ライフルやミサイル弾などで交戦したという。
一方、サレハ大統領の退陣を含む政権移行を迅速に進めるため、野党はサレハ政権側や外交関係者と
交渉を重ねているとみられる。
国連の仲介担当者と湾岸協力会議(GCC)の代表者も19日にサヌアに到着しており、
交渉に参加すると予想されている。
イエメンでは8カ月前に反政府デモが勃発して以来、少なくとも400人のデモ参加者や警官が死亡している。




離反部隊の兵士がスナイパーと交戦中の映像を撮影中にカメラマンが頭を撃たれた瞬間。



平成23年9月20日


イエメン 首都サヌア反政府デモ隊に発砲、26人死亡


イエメンの首都サヌアで18日、治安部隊が反政府デモ隊に発砲し、現場の医療関係者は
少なくとも26人が死亡したと述べた。
AP通信によると、サヌア中心部の国営ラジオ局周辺に集まった数万人が大統領宮殿に向けて
行進しようとしたところ、治安部隊が実弾や催涙弾を発砲した。
政府側から離反した軍部隊と正規軍の交戦もあったという。


@またイエメンです。シリアとまったく同じ構造ですね。








平成23年9月19日


シリア軍が無差別発砲を命令


シリアのアサド政権が反政府デモに対する厳しい弾圧を続けるなか、シリア軍の元関係者がNHKの取材に応じ、
軍の内部で、デモに参加している市民に無差別に発砲するよう、命令が出されていることを明らかにしました。
シリアでは、アサド政権が反政府デモに対する厳しい弾圧を続けており、16日も中部のハマなどで、
軍の戦車が住宅地を砲撃するなどして、この2日間で新たに38人が死亡しました。
アサド政権が外国メディアの入国を規制するなか、NHKの取材班はこのほど、隣国のレバノンの村でシリア中部から
逃れてきた人々から証言を得ました。
このうち、デモに参加していた息子2人を殺害されたという夫婦は、「当局から遺体を引き取るよう呼び出され、
軍ではなく反政府勢力による発砲で死亡したという、偽りの書類に署名させられた」と述べ、
政権側が弾圧を隠ぺいしているとしています。

また、軍を離反したという元兵士は、「軍の内部では、デモの参加者は全員テロリストで、女性や子どもも
爆弾を隠し持っている恐れがあるので、ためらいなく発砲するよう、命令されている」と述べ、
デモ参加者には無差別に発砲するよう、命令されている実態を明らかにしました。
一連の弾圧で2600人以上が死亡し、このうち300人以上は女性や子どもと見られています。
新たな証言からは、孤立を深めるアサド政権が、反政府デモの広がりを食い止めようと、
徹底した弾圧を続けている実態が伺えます。


@毎回書いていますが、殉教という名の死者の数が増え続けるだけで、まったくなにも変わっていません。









平成23年9月18日








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