五月八日、中国・瀋陽市の日本総領事館で発生した亡命事件は、二十二日、北朝鮮人五名が中国を出国し一応の解決を見たが、いくつかの重大な問題を提起した。
@ 日本は大量の難民を受け入れる覚悟を持つべきなのか。
A 外務省チャイナスクールの親中・反日外交。
B 日本国内の自虐的反応。
報道を見ると、中国批判の急先鋒である政治家が日本は大量の難民を受け入れるべきだと発言したり、逆に、リベラルな学者・評論家が難民受け入れの覚悟なしに人道主義を振り回すべきではないと主張するなど、議論に「ねじれ」が発生している。