正に朝日新聞の思い上がった、エセ人権保護体質が表に出てしまった事件だ
常日頃、人権人権と声高に叫ぶ朝日だが
反日左翼と共産、社会主義国以外の人々の人権にはまったく配慮しないと言う本多勝一的、朝日新聞の反人権差別主義体質の表れであり、社長から平社員に至るまでその習性は変わらない
5・15

「毎日」03/05/15

曽我ひとみさん:朝日新聞に抗議 家族からの手紙住所掲載で

北朝鮮による拉致被害者で新潟県真野町(佐渡島)の曽我ひとみさん(43)は14日、北朝鮮にいる家族からの手紙の差出人住所などを朝日新聞が報じたことに対し、内閣府の拉致被害者支援室を通じ、朝日新聞社長あてに謝罪を求める抗議文を提出した。朝日新聞は14日、謝罪のコメントを出した。
朝日新聞は、同町支援室を通じて曽我さんに4月9日に届いた手紙を今月13日の夕刊とインターネットで報じた際、家族の住所や、気付となっている個人名を掲載した。
曽我さんは抗議文で「朝日新聞記者は真野町の支援室でファイルを盗み見て、私にも支援室にも一切了解を取らないまま住所などを掲載しました。朝日新聞社は一体何の権限があって、私の家族の住所を無断で公開できるのですか」と怒りを表明。さらに「記事を見て、多くの手紙がその住所に送られることは避けられないと考えます。
今後その住所に私からの手紙が届かなくなったり、それ以外の不利益が生じたりした場合、朝日新聞社はどのような責任をとるのでしょうか」と述べている。
そのうえで「心の底から強い抗議を表明し、責任ある回答と謝罪を求めます」とし、納得のいく回答と謝罪があるまで、共同会見への朝日新聞記者の参加を拒否することを表明した。
真野町役場は「朝日新聞記者が13日朝、町支援室内で職員が知らない間にメモしたのではないか」と説明している。また、曽我さんに代わって会見した内閣府の小熊博支援室長は「家族にどのような影響があるか分からないし、唯一の接点である国際郵便が使えなくなれば曽我さんのショックは大きい」と話した。
抗議を受け朝日新聞社広報部は14日、毎日新聞の取材に「曽我さんの了解を得ずに、差出人の住所などを詳しく報じたことは、配慮が足りませんでした。曽我さんが北朝鮮にいる家族への影響を心配していると聞き、ご心労をおかけしたことを申し訳なく思っています」とコメントを出した。同社はデータベースや電子メディアにある該当記事中の住所などの記載を削除した。また、同社新潟支局長が謝罪のため曽我さんを訪ねたが、面会できなかった。
一方、拉致被害者の家族会と「救う会」も連名で同日、朝日新聞社に抗議文を出した。「(今回の報道は)重大な人権侵害行為である。新潟支局長を佐渡に送ったというが、問題の重大さを分かっているのか強く疑う」などとし、社長による回答と謝罪
を求めた。
安倍晋三官房副長官は「住所自体をどうして報道するのか理解できない」と記者団に語った。

◇曽我さんが出した抗議文の全文は次の通り。

朝日新聞社社長様

 抗議文
昨日(5月13日)、朝8時ごろ朝日新聞社○○(原文実名)記者が真野町の拉致被害者・家族支援室にて室長が持っていたファイルを無断で盗み見て、私あてに北朝鮮にいる家族から郵送されてきた手紙の送り人住所を確認し、それを私にも支援室にも一切了解を取らないまま、朝日新聞の記事として掲載しました。その記事は、同日午前11時28分配信のインターネット版に出ており、また同日夕刊に掲載されています。報道された住所には、番地や気付けとなっている個人名まですべて入っていました。
朝日新聞社は、一体何の権限があって、私の家族の住所を無断で公開できるのですか。その記事を見て、多くの手紙がその住所に送られることは避けられないと考えます。この報道とその後に起きることなどにより、今後その住所に私からの手紙が届かなくなったり、それ以外の不利益が生じたりした場合、朝日新聞社はどのような責任をとるのでしょうか。
ここに心の底から強い抗議を表明し、責任ある回答と謝罪を求めます。納得がいく回答と謝罪があるまで、私は朝日新聞記者が私の共同会見に参加することを拒否いたします。
      
   曽我ひとみ


「朝日」03/05/15

曽我さん本社に抗議 支援室長が会見 「救う会」も抗議

内閣官房拉致被害者・家族支援室の小熊博室長は14日、内閣府で記者会見し、曽我さんから託された朝日新聞社への抗議文を公表した。小熊氏は「政府としても(北朝鮮の家族との)唯一の接点である国際郵便という形が使えなくなる可能性があることを危惧(きぐ)している」と語った。
また「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)と「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)も14日、朝日新聞社に対する抗議文を発表した。


曽我ひとみさんに夫から手紙(再録)

北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(43)=新潟県真野町=に、北朝鮮にいる夫のチャールズ・R・ジェンキンスさん(63)から手紙が届いていたことが13日、分かった。
手紙は4月9日に真野町の帰国家族支援室を経由して曽我さんに届けられた。ローマ字で曽我さんあてになっていた。差出人の後の丸かっこの中に、チャールズ・ロバート・ジェンキンスと、ハングルで署名してあるという。
曽我さんは3月中旬に肺がんの摘出手術を受ける直前など、数回にわたって北朝鮮の家族に手紙を出していた。内閣官房の拉致被害者・家族支援室が北京の北朝鮮大使館に取り次ぎを要請したが、北朝鮮側が拒否。支援室が手紙を郵送したところ、郵便で返事が来たという。
 ◇当初の記事には差出人の住所を記載していましたが、曽我さんへの配慮を欠くことから削除してあります。


家族の住所掲載で、曽我さん本社に抗議 不適切と謝罪へ

拉致被害者曽我ひとみさん(43)のもとに北朝鮮在住の夫から手紙が届いた、と報じた13日付本紙夕刊の記事に対し、曽我さんは14日、「私に無断で家族の詳細な住所を記事に載せた」とする抗議文を、内閣官房拉致被害者・家族支援室を通じて朝日新聞社に寄せた。これを受けて本社は、詳しい住所などを報じたのは不適切だったとして、曽我さんに謝罪する。
記事は夕刊のない地域に配られる14日付朝刊にも掲載されたが、本社はその記事からは住所を削除した。さらに14日、電子メディアやデータベースからも住所を削った。
抗議文で曽我さんは、今後その住所への手紙が届かなくなることへの不安などを訴えるとともに、取材した記者が新潟県真野町役場にあったファイルを「盗み見た」とも指摘。本社に対し「心の底から強い抗議を表明し、謝罪を求めます」と述べてい
る。

 <秋山耿太郎・朝日新聞東京本社編集局長の話> 
曽我さんに了解を得ないまま差出人の現住所などを詳しく報じたことは、プライバシーへの配慮が足りず、曽我さんの心を傷つける結果となりました。取材の経過については現在、詳しく調べています。曽我さんにご心労をおかけしていることを深くおわびします。


「産経」03/05/15

曽我さん朝日に抗議文 夫の住所掲載「記者が盗み見た」

北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(四三)は十四日、朝日新聞が北朝鮮にいる夫のジェンキンスさん(六三)の連絡先の住所などを細かく紙面に掲載したため、自分の手紙が届かなくなるなど不利益が生じる可能性があるとして、朝日新聞社に責任ある回答と謝罪を求める抗議文を送った。拉致被害者の家族会、救う会も同日、「重大な人権侵害行為」との同社への抗議文を発表した。
問題の記事は十三日の夕刊第二社会面に掲載された。「曽我さんに夫から手紙」の見出しでジェンキンスさんの手紙が四月九日に真野町の帰国家族支援室を経由して届けられたことを報じ、ジェンキンスさんの連絡先の北朝鮮の住所を部屋番号まで記し、北朝鮮当局の担当者の名前も載せた。
曽我さんは「何の権限があって住所を公開できるのですか。記事を見て多くの手紙が送られることは避けられず、私の手紙が届かなくなったりした場合、どのような責任をとるのでしょうか」などと抗議。「回答と謝罪があるまで、朝日の記者の共同会
見への参加を拒否したい」としている。
また、住所を知った経緯として曽我さんは「町の支援室で記者がファイルを盗み見た」と指摘。同町の高野宏一郎町長も同日、「朝日新聞側が事実を認め、私に謝罪した」と話し、町長自身も部屋の管理について曽我さんに謝罪したという。
朝日新聞社広報部は「曽我さんの了解を得ずに差出人の現住所を詳しく記述したことは配慮が足りませんでした」とコメント、電子メディアなどに掲載中の記事から住所の記述を削除した。





                                

 
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