アジア解放が為、同じ肌の色の日本兵と共に米軍と戦ったフィリピン人義勇軍 マカピリ



日本では、平成17年8月15日にNHKで放送したようですが、8月18日朝、偶然、フィリピンのマニラで見ました。



「マカピリ」の老人







ゲリラだったおやじ

フィリピン人同士でありながら、お互いの憎しみは言葉では言い表せない程のもの。
お互いの肉親兄弟が殺されているからでしょう。 
それでもその垣根を乗り越えて戦後60年目にして、初めて話し合いの場をもったそうです。
アメリカ軍に協力したゲリラたちは、所謂欧米列強の植民地支配に異論を唱える事無く、ただ同じ英語を話す米軍に協力したと話していました。

一方義勇軍「マカピリ」に参加した方々は、欧米列強の植民地支配からフィリピンを解放してくれるのは、同じ肌の色をした日本人であると信じて、義勇軍に参加したと述べています。
当然敗けた「マカピリ」達の多くは、日本軍と同じように裁かれたそうです。
生き残った彼らは、故郷を追われ「マカピリ」であったことを隠して、ひっそり田舎で生活してきたそうです。

戦後、我が国は彼らに何の救済の手も差し伸べて来なかったそうですが、今からでも救済の手を差し伸べて、いたわってあげるべきではないでしょうか。
今でも「裏切り者」の事をフィリピンでは「マカピリ」と呼ぶそうです。
勝った側の論理(感情)としては、確かに「裏切り者」でしかないでしょうが、
その崇高な思いは決して「裏切り者」ではありません逆に、彼らこそ大東亜解放の理念に沿った、真の愛国者であったと思います。
戦勝国に一方的に裁かれた、「A級戦犯」に通ずるものがあります。


機会があれば「マカピリ」達に、会ってこようと思います


平成17年8月29日 記す




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