原子力船 むつ


原子力船から“転身”、資源調査でも活躍 20周年迎える「みらい」





みらい

10月に就航から20周年を迎える海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の海洋地球研究船「みらい」。原子力船「むつ」の原子炉を取り外し、
ディーゼル機関を搭載するなどの大幅改造で世界最大の観測船に生まれ変わった。
青森県むつ市の関根浜港を母港に世界中で海洋、気象観測に従事。ここ数年は日本近海で海底資源の調査にも携わっており、活躍の幅を広げている。
みらいの特長は、むつ譲りの頑丈で大きな船体。氷で覆われた北極海を含む世界中の海を、大型の観測機器を積んで長期航行することができる。
ドップラーレーダーや観測ブイ、音響測深装置の他、海水やプランクトン、大気などの採取装置を搭載。
エルニーニョ現象の発生予測や気候変動のメカニズム解明、海洋酸性化の観察などに実績を残してきた。


@とんでもない誤解から、こんな船にしてしまい、20年も経ってしまいました。大失策です。
そのまま継続して開発していれば、今頃、護衛艦(ヘリ空母)いずもやかが、そうりゅう型潜水艦も原子力で走っていたに違いありません。





平成29年8月21日


更なる原子力の技術躍進を目指し、原子力船 「むつ」 に続く 原子力潜水艦の開発に着手せよ!!





原子力船むつ概要:
原子力船「むつ」は、昭和44年6月に進水し、以後、青森県むつ市の大湊港を定係港とし、昭和49年8月28日、本州東方海上において原子炉の初臨界を達成しました。
しかしながら、その後に生じた放射線漏れのため、その実験 運航スケジュールは大幅に遅れることとなりました。
昭和55年からは佐世保において放射線遮蔽改修工事及び安全性総点検補修工事を実施し、昭和63年にむつ市の関根浜港に移り、
ここを新定係港として活動を再開しました。
再び原子炉を運転する前の種々の念入りな点検 整備を経て、平成2年には出力上昇試験及び海上試運転を実施し、
科学技術庁から使用前検査証、運輸省から船舶検査証書が交付され、原子力船として完成し、平成3年2月に実験航海を開始しました。
実験航海には、原子力船の海洋の種々の条件の下で振動 動揺 負荷変動等が原子炉に与える影響等に関する知見を得るために、
静穏海域、通常海域、高温海域及び荒海域において、4回にわたる洋上実験航海と岸壁係留状態での実験から構成されましたが、
平成3年2月25日の第1回実験航海出港から平成4年1月26日に岸壁での実験終了までの期間で所要の実験を実施し、多くのデータを取得しました。


@表題の通り、原子力船むつで得た貴重なデーターを無駄にする事のないように、安倍政権では有限とされる化石燃料を動力とする大型船舶の原子力化と
非武装で宜しいので是非原子力潜水艦(護衛艦もすべて原子力にするべき)の研究開発を進めて欲しいですね。
ちなみに「むつ」が解体された最大の要因は、今の福島と同じで無知な核アレルギーと所謂左翼の思想的な反米反核運動が中心的なもので、
「むつ」から漏れた放射線量はなんとレントゲン数枚分でした。





総トン数:8242トン。
全長:130.46m。
全幅:19m。
型深:13.2m。
最大速力:17.7ノット(約32.78km/時)。
定員:80名。
原子炉:熱出力約36MWの三菱原子力工業製加圧水型軽水炉と1機の蒸気発生器による出力一万馬力の蒸気タービンを搭載していた。
船体建造:石川島播磨重工業


平成25年7月29日






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