平成25年 アラブ、アフリカ アジア 中東諸国革命顛末記 19 アラブ・アフリカ・中東諸国革命顛末記 18


アルカイダ系が犯行声明=エジプト内相爆殺未遂


エジプトの首都カイロで5日に起きた爆弾攻撃によるイブラヒム内相暗殺未遂事件で、「アンサル・ベイト・アル・マクディス」を名乗る組織が8日、犯行声明を出した。 


@イスラエルが背景にある事は別としても、シリアのアサドが今まで国民にしてきた事を反米が支流のアホメディアによってすべて帳消しにしていいものか、
化学兵器だけの問題じゃないというか、多くのシリア国民の生命が置き去りにされている事にも注視すべきだと考えますが、
始めから関わっていないと米国がどうして軍事介入を決断したか分かりませんよね。
英国もフランスもそんな風潮に同調して国連を口実に日和ってしまいましたが、私は断固アサド政権は今、叩くべきだと考えます。

ここエジプトでも同じです。少なくとも選挙で選ばれたムスリム同胞団に対する軍を背景にした世俗主義を掲げる強権暫定政権の同胞団やその支持者に対する
不当弾圧にこそすべての元凶がある事を忘れてはなりません。
当然、こうしたイスラム原理主義勢力が暫定政権を倒す為に武力介入してくる事は織り込み済み。


エジプトの首都で、爆弾テロが発生した。テロは、治安部隊のトップ、イブラヒム内相の車列を狙ったもので、21人が負傷したが、内相は無事だった



平成25年9月9日


仏、シリア軍事行動に参加表明  英は「中東の戦争に深入りしない」


フランスのオランド大統領は27日、シリアの首都ダマスカス郊外で化学兵器が使われた疑惑をめぐり、
「罪もない人を毒ガスで殺害する決断を下した者を罰する用意がある」と述べた。
米国がアサド政権に対し軍事行動に踏み切った場合、フランスも参加する意向を示したとみられる。
フランスは米英とともににアサド政権が化学兵器を使ったとの認識を示しており、オランド氏は「適切な対応をとることがわれわれの責任だ」と述べた。
周辺国への影響も踏まえ、シリア内戦が「世界平和を脅かしている」と強調した。

オランド氏は「民間人の保護の責任」をうたった過去の国連の宣言に言及しており、新たな国連安保理決議はなくとも軍事行動は
可能との認識を示したとみられる。
アサド政権と戦闘を繰り広げる反体制派への軍事支援を強化する考えも示した。
軍事作戦の立案を始めた英国のキャメロン首相は27日、「中東の戦争に深入りするつもりはない」と語った。
軍事介入の規模は、限定的になるとの考えを示したとみられる。首相は29日に対応策の審議のため、議会を臨時招集しており、
この際に政府としての提案が示される見通し。


@役者は揃いました、後はゴーサインだけです。





平成25年8月28日


シリア化学兵器問題 米国に追従する英国空軍 キプロスの英国基地に戦闘機と輸送機配備


@イランは米国にシリアに軍事介入すれば、それはとんでもないリスクを背負う事になると警告しています。
25日にここで取り上げた通り米国(NATO)は既に地中海に4隻のイージス艦を配備しており、
国連の同意がなくても巡航ミサイルで公舎や軍事施設・化学兵器施設などを攻撃する準備を整えています。
英国も米国に追従し艦隊を送り込んで、キプロス(元々英国空軍の基地になっている)からはいつでも戦闘機が飛び立てる体制を整えています。








平成25年8月27日


米海軍、シリア沖にミサイル駆逐艦増強 化学兵器対策か


アサド政権による新たな化学兵器使用疑惑が浮上したシリア内戦に関連し、米国防総省高官は25日までに巡航ミサイル搭載の
4隻目の米海軍駆逐艦を地中海東部に
配備したことを明らかにした。
同省は先に、オバマ米政権が軍事手段を含めたシリアへの介入拡大に踏み切った場合に備え、シリア空爆の標的などを新たに見直したことを明らかにしていた。
この措置は新たな化学兵器使用疑惑の発覚を受けたものとなっている。

空爆ではシリア領空への侵入が必要な戦闘機には頼らず、巡航ミサイルの発射を想定。
標的はアサド政権の省庁や軍事施設が中心だが、シリア政府による化学兵器使用が証明された場合、この攻撃能力を削ぐことも選択肢になるとしていた。
米国防総省当局者によると、地中海に新たに出動したのは巡航ミサイル搭載駆逐艦「ラメージ」。既に展開中の同型駆逐艦「マハン」と交替予定だったが、
マハンの一時的な任務継続も決まった。
米海軍は地中海に常時、巡航ミサイル搭載の駆逐艦3隻を配備する。4隻態勢についてはアサド政権への圧力をにらんでいるとの見方もある。

ヘーゲル米国防長官は23日、新たな化学兵器使用が事実なら、同兵器攻撃の再発を阻止するための迅速な対応が必要と強調。
同省の公式サイトによると、長官はマレーシアへ向かう軍用機の機上で、実際に起きたことを極めて早急に把握し、適切な対応策を講じるべきだとの考えを示した。
長官はまた、オバマ大統領に対しシリア情勢での緊急事態を受けた選択肢を提示したと指摘。大統領が命じたいかなる選択肢にも対応出来るよう部隊の配置などが必要と述べた。
オバマ氏に示した選択肢の具体的内容には触れなかった。


@金がないとかいいつつ見返りのないシリアに首を突っ込んでしまうようです。イスラエルに災いが及ぶ前に削ぐという事ですね。





平成25年8月25日


エジプト ムスリム同胞団の最高指導者逮捕 過激化の恐れ





軍事クーデターによってイスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏が大統領を解任されたエジプトで、治安当局は20日未明、
反モルシ派への暴力を扇動した容疑などで逮捕状が出ていた
同胞団の最高指導者、バディア氏を逮捕した。
国営中東通信などが報じた。
軍主導の暫定政権への抗議を続ける同胞団にとってトップの逮捕は大きな痛手で、組織は存続の危機にひんしている。
統制力の低下から一部が過激化する恐れも出ている。

内務省によると、治安当局は14日以降だけで同胞団のメンバー1000人以上を逮捕した。
7月以降、モルシ前大統領のほか、ナンバー2のシャーテル氏や同胞団系政党・自由公正党のカタトニ党首ら主要幹部は軒並み拘束されている。
自由公正党の顧問弁護士、アブバラカ氏は19日にカイロ市内で記者会見し、「逮捕への異議申し立てや、拘束者との面会が認められておらず、
不当な捜査が行われている」と暫定政権に強く抗議した。


@やってしまいましたね。世俗主義者というかリベラルは宗教指導者に対する信者の尊崇の念をあまり深く理解していないようです。


平成25年8月20日


武装集団、治安部隊襲う…エジプト死者900人


エジプト国営中東通信によると、エジプト北東部シナイ半島のイスラエルとの国境近くで19日、移動中の治安部隊の車両を、
待ち伏せしていたとみられる武装集団がロケット弾で襲撃し
、部隊の隊員25人が死亡した。
シナイ半島では、エジプト軍のモルシ前大統領解任に反発するイスラム過激派による軍や警察への襲撃事件が急増しており、国際組織アル・カイダの関与も指摘されている。
一方、エジプト全土でモルシ氏支持者と治安当局との衝突も相次いでいる。
14日のモルシ派デモ隊の強制排除後、全土での死者数は約900人となった。

内務省は18日、カイロ近郊の刑務所でモルシ派の集団が脱走を図り、治安部隊と衝突、同派の36人が催涙ガスで窒息死したと発表した。
一方で、モルシ氏の出身母体であるムスリム同胞団は同日、「軍に刃向かった報復で殺害された」との声明を出した。
同胞団側はモルシ派数千人が治安当局に拘束されており、さらに死者が増える恐れがあると主張している。


@暫定政府は、ムスリム同胞団を非合法組織として解散させるなんて言っていますが、火に油を注ぐような愚かなことだという事がまだ分かっていないようです。
好きなだけ殺し合えばいいです。
向こうでは、制圧された治安部隊25人全員をうつぶせに寝させ、背後から銃弾を浴びせたと報道しています。





平成25年8月20日


シリアのアサドとどこが違うのか? 実弾使用を許可したエジプト暫定政権の傍若無人ぶり


エジプト暫定政権とモルシ前大統領の支持母体であるムスリム同胞団との衝突は、強制排除が始まった14日から3日目となる16日も続き、
首都カイロだけでおよそ50人の死者が出た。
ムスリム同胞団は治安部隊による強制排除に抗議し、「怒りの日」と名づけた大規模な抗議活動を展開。地方都市でも死者数が40人以上に達し、
全土で100人近くが死亡した。
国営テレビによると、エジプト第二の都市アレキサンドリアでは16人が死亡、140人が負傷した。
治安当局者は前日遅くから警官24人が死亡、15の警察署が襲撃されたと明らかにした。

エジプト軍はこの日、首都周辺の幹線道路に装甲車を配備。内務省はムスリム同胞団によるデモ開始前に、
公共施設へ危害を加えようとした場合には実弾を使用すると警告していた。
エジプトの衝突による死者が増え続ける中で、西欧諸国からはエジプト暫定政権の強制排除を激しく非難する声が相次いだが、
サウジアラビアのアブドラ国王はこの日、エジプト暫定政権への支持を表明。「テロリズム」と戦うエジプトを支援すると述べた。


@いつの間にかテロなんていう呼称を用いてモルシ支持派の弾圧を正当化していますが、それは全く筋違いな話です。
今更モルシに政権をかえすことはできないでしょうが、
これ以上弾圧を強めるとシリアのようになりますよ。必ずイスラム戦士が武力介入してきます。





平成25年8月17日


エジプト・モルシ派強制排除、死者464人に リベラルとクリスチャンに蝕まれた世俗的イスラム圏と我が祖国!


エジプト・カイロ(Cairo)で軍に解任されたムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領の支持者らが続けていた座り込みの抗議デモは14日、
治安部隊が強制排除に乗り出し、多数の死者を出す流血の惨事となった。
エジプト各地でもムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)と治安部隊が衝突。エジプト保健省は15日、全国で少なくとも464人が死亡したと発表した。
うち421人が民間人という。

治安部隊はモルシ氏支持派が座り込みを続けていたカイロ東部のラバ・アルアダウィヤ(Rabaa al-Adawiya)モスク近くの広場と、
中心部のナハダ(Nahda)広場の2か所に、
夜明けとともにブルドーザーを従えて突入。
軍はかねてから、座り込みを止めなければ強制的に排除すると警告していた。
保健省によると、各地の死者数はラバ・アルアダウィヤモスク付近で137人、ナハダ広場では57人、その他全国各地で227人となっている。


@産みの苦しみと言ってしまえばそれまでの話ですが、アラブの春に連動し、ムバラクを倒し、
曲がりなりにも選挙で選出されたモルシ政権を軍の介入で引きずりおろした事を
どう位置付けるかという事を、先ずはっきりさせないといけませんね。
世界的に蔓延する軽薄この上ないリベラルや、その国に根付いた土着的な宗教破壊を繰り返すキリスト教徒と文化破壊で利害を一致させる
左翼の世界戦略によっていつしか世俗主義が蔓延し、
神聖なるイスラム社会を蝕んでいます。
古来より八百萬の神々が鎮座する我が祖国とて例外ではなく、まったく同じ事がシナや朝鮮半島を通じて、
彼らに連動するリベラルや左翼・NHKを筆頭とするメディアによって行われています。
それは、慰安婦問題に始まり、反捕鯨、反原発、反基地、反オスプレイと連動し戦後教育で育った世俗的な若者を取り込んで日本の社会を蝕んでいます。





平成25年8月16日


イタリア製無人偵察機「ファルコ」、国連PKOに初導入へ


国連報道官は1日、平和維持活動(PKO)に初めて導入する無人偵察機について、イタリアの軍事関連会社「セレックスES」の「ファルコ」を選定したことを明らかにした。
今月中にも、アフリカ中部コンゴ民主共和国東部に展開するPKO部隊に投入する。
偵察機は非武装で、高解像度のセンサーを備えており、報道官は「反政府武装勢力の行動監視や住民の保護に効果が期待できる」と述べた。
国連安全保障理事会は今年1月、PKO活動への無人偵察機の試験導入を承認していた。国連関係者によると、
配備されるのは予備機を含む2機で、契約料は年間約1300万ドル(約13億円)。
安保理に偵察機の効果を改めて報告し、本格的な導入への承認を求める。「ファルコ」は全長5・25メートル、翼長7・2メートルで、最大14時間まで航行可能。


@情報戦の時代、PKOといえども敵情視察(どちらが敵かは分からねど)は、最重要課題ですね。どうでもいいような話題ですけど、
後日の為、なにかの記録になればとの思いであげておきます。





平成25年8月2日


モルシ派60人死亡=「120人超犠牲」と同胞団−エジプト


エジプトの首都カイロで27日、イスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ前大統領派のデモ隊が治安部隊と衝突し、
保健省によると、デモ参加者ら60人が死亡、320人が負傷した。
同胞団は銃撃などで120人以上が死亡、4500人以上が負傷したと主張しており、死傷者数はさらに増える恐れがある。
デモの長期化を辞さない考えを示していたモルシ派に対し、治安部隊が強硬対応に踏み切ったとみられる。
ただ、犠牲が拡大したことでモルシ派の抵抗が先鋭化する恐れがある。また、国際社会の批判も避けられない情勢だ。

同胞団側は衝突について、デモ隊が27日未明にカイロ東部のアズハル大学前の通りを行進していたところ、治安部隊に催涙ガスを発射され、
大学の屋上に配置された狙撃手から銃撃を受けたと説明。
「治安部隊の攻撃は約6時間続いた」と訴えている。これに対し、エジプト治安当局は「デモ隊に実弾は使用していない」と強調する一方、
デモ隊側が攻撃を仕掛けてきたと非難した。


@世俗かイスラムかという政治選択にいきなり世俗派の軍が介入した事がそもそもの間違いで、米国が見て見ぬふりをした事が更なる混乱を招いています。
ここは選挙で選ばれたモルシ氏に今一度政権を返すべきです。








平成25年7月28日


エジプトへのF16供与凍結=政変後の混乱長期化で−米


米国防総省のリトル報道官は24日、エジプトに対するF16戦闘機の供与について、政変後の混乱が長引いていることを理由にいったん凍結する方針を
オバマ大統領が決めたと記者団に明らかにした。
ヘーゲル国防長官が同日、エジプトのシシ第1副首相兼国防相に電話で伝えた。
米、エジプト両政府は2010年にF16の20機売却に合意。その一部として今月末に4機の供与が予定されていた。
リトル報道官はエジプトに対し、「可能な限り早期の民政復帰」を求めたものの、凍結解除の条件について明言を避けた。


@エジプト空軍は既に240機(世界で4位)のF-16ファイティング・ファルコンを保有しており、別に4機供与が遅れたところでどうってことはありません。
ちなみに、F-16は既に4500機以上が世界にばら撒かれています。
なんだかね〜〜〜親米国というのは理解できますが、クーデターをクーデターと認めなかったり世界を欺きすぎの姑息な凍結劇ですね。笑われますよ。





平成25年7月26日


イスラエル潜水艦がシリアに攻撃・・・英紙報道


14日付英紙サンデー・タイムズは中東の情報機関筋の話として、イスラエルが潜水艦から巡航ミサイルを発射し、
シリア北西部ラタキアにあるシリア政府軍の貯蔵庫を攻撃したと報じた。
標的は、ロシア製「ヤーホント」対艦ミサイルとみられる。
事実とすれば、イスラエルによる海上からの攻撃は、シリア内戦が始まって以降、初めて。

参考:現在イスラエルは、ドルフィン級潜水艦を5隻所有している。尚、この潜水艦は、通常弾頭及び核弾頭を搭載する射程130キロの
米国の巡航ミサイル「ハープーン」を装備しています。


@シリアのアサドも厚顔イスラエルにかかると形無しです。
しかし、以前もヒズボラにアサドが6万発の地対地ミサイルを供与したら何の挨拶もなくいきなりレバノン側から航空機でシリア国内の
ビズボラの拠点3か所を攻撃していますが、
こうした一方的な攻撃がイスラエルの安全保障という名目で白昼堂々と行える国って(勿論バックで米軍がにらみを利かせています)ある意味すごいですね。
我が国も独自でこんな国を目指しましょう。


攻撃に参加したドルフィン級(ドイツ製)イスラエル潜水艦。核ミサイル搭載可能。



攻撃されたヤーホンP800ロシア製巡航ミサイル。



平成25年7月15日


スーダン PKO襲撃で7人死亡=車列待ち伏せ、過去最悪級の被害


スーダン西部のダルフール地方で13日、平和維持活動(PKO)中の国連・アフリカ連合合同部隊(UNAMID)の車列が武装グループの待ち伏せ攻撃に遭い、
タンザニア兵7人が死亡し、17人が負傷した。
UNAMIDに対する攻撃としては2007年末の活動開始以来、最悪級の被害となった。
潘基文国連事務総長は13日、声明を出し「激しい怒り」を表明。
犯行グループに対する迅速な裁きをスーダン政府に求めた。襲撃は南ダルフール州で起きた。負傷者には女性の警察要員2人が含まれる。


@いつも思う事ですが、あの朝鮮人が国連の事務総長って、普通あり得ないでしょ。
その前に国連が正常に機能していれば朝鮮人が事務総長のいすに座るなんて事もあり得ませんが・・・・・

資料


参考:相次ぐ「無能」評価
歴代の国連事務総長たちは、見た目には重要なポストであることに比べて大きな実績を上げてこなかったが、
潘については「その中でも際立って無能」との評価を受けてきている。
ニューズウィークは、韓国外相から事務総長に転じた2年半の間に大きな失敗を犯したわけではないが、難民問題に関心を示さず、
「世界中で名誉学位を収集して歩き、見事なまでに何も記憶に残らない声明を発表し、
事務総長として影響力を発揮できたかもしれない貴重な機会を無駄にすることに費やしている」と評した。


平成25年7月14日


シリア 反体制派自由シリア軍司令官ハマミ殺害される=アルカイダ系と内紛?


シリア反体制派武装組織「自由シリア軍」のスポークスマンは12日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラに対し、自由シリア軍のハマミ司令官が、
同じ反体制派の国際テロ組織アルカイダ系武装組織「イラク・イスラム国」シリア支部のメンバーに殺害されたことを明らかにした。
内戦が続くシリアでは最近、アサド政権側が反体制派に対する攻勢を強めている。
共闘関係にあった自由シリア軍とイラク・イスラム国の間で明確な内紛が起きたことで反体制派の足並みが乱れ、一層劣勢に立たされる可能性もある。

ハマミ司令官は、北西部ラタキア付近の山岳地帯でアサド政権の部隊に対する偵察任務に就いていたところ、イラク・イスラム国が設置した検問所で移動を阻まれた。
イラク・イスラム国の支部指導者と口論になった末、一緒にいた司令官の兄弟と共に殺害されたという。


@暫くエジプトやトルコに目を向けていたら、自由シリア軍内で内紛が起きたようで、何の縁もゆかりもありませんが少し心配しています。
要するにオバマはアサドが市民に対しサリンを使った事に対する報復として自由シリア軍に武器の供与を約束しましたが、敵対するアルカイダに武器が流出する事を恐れ、
自由シリア軍にアルカイダとの縁切りを約束させました。
そのしこりが自由シリアとアルカイダとの間に当然残っています。一部では単なるポーズだと比喩していましたが、それを覆す為に敢えて殺害したのかもしれませんね。
アルカイダは兎に角今まで散々後押ししてきたのに、なんだそのつれない態度はと憤慨し、自由シリア軍を皆殺しにしてやると息巻いています。
アサドの事はすっかり忘れているようです。

暑い京都に所用で行っていましたが、名古屋の暑さはやっぱり半端じゃないです。





平成25年7月12日


こちら世俗のトルコ 忘れていませんか? イスタンブール戦線異状なしです


@数時間で蹴散らされました・・・・・





平成25年7月09日


ボコ・ハラム 学校襲撃で42人死亡=ナイジェリア


ナイジェリア北東部ヨベ州マムドで5日夜から6日未明にかけ、イスラム過激派「ボコ・ハラム」とみられる集団が中・高校に相当する寄宿学校を襲撃し、
生徒ら42人を殺害した。病院関係者らが明らかにした。

@所謂、ボコ=西洋式非イスラム教育 ハラム=罰 まさに名前の示す通り非イスラム系の学校が狙われたと思います。

参考映像



平成25年7月7日


急進組織、武装闘争を警告=同胞団の反発続く−暫定内閣、近く発足へ・エジプト


エジプトのイスラム急進組織「アンサル・アル・シャリア」は6日までに、イスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ前大統領を権力から排除した
軍のクーデターを「イスラムに対する戦争だ」と非難、
武装闘争も辞さないと警告した。
治安当局が同胞団メンバーへの締め付けを強化する中、過激派が勢いを増して治安が一層流動化する事態が現実味を帯びてきた。
5日付の声明は、エジプトの現状について「キリスト教徒や世俗勢力が、武力でエジプトのイスラムにとどめを刺そうとしている」と非難。
イスラム教徒に対して「宗教を守るために武器を集め、訓練を行うことが義務だ」と呼び掛けた。

穏健路線を取る同胞団は「モルシ氏解任を認めない。
クーデターは無効だ」と訴えながらも、「平和的手段」による抗議行動を継続すると宣言している。
マンスール暫定大統領は政権移行作業を進め、早ければ7日にも組閣が行われる見通しだ。
首相には、エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長が有力視されている。
エジプトでは5日から6日にかけ、カイロ中心部のタハリール広場付近など各地で同胞団支持者らと反モルシ派のデモ隊が衝突。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、少なくとも30人が死亡した。


@いずれにしてもモルシ政権打倒を叫ぶ世俗的なリベラル派の側にエジプト軍が肩入れしたクーデターはアンフェアーです。
後は、何人死のうと好きにやっちゃっておくんなさい。





平25年7月6日


エジプト軍がモルシ大統領支持者を銃で殺害した瞬間映像


@だから・・・・・・・必ず内戦になります。既に北部や各地でイスラム原理主義グループが軍と戦闘状態に入っています。
米国はエジプト軍に年間13億ドルの援助をしていますが、選挙で選ばれた民主政権を軍が倒せば明らかにクーデターの為、支援は打ち切られます。
そうならないように米国が気を使っているっておかしな状況ですが、こうした映像に米国はどう応えるのでしょうか。





平成25年7月6日


エジプト 軍が同胞団大量拘束、暫定大統領就任


エジプトのモルシ大統領解任から一夜明けた4日、軍当局は、アドリ・マンスール最高憲法裁判所長官を暫定大統領とする就任式を行い、
大統領選実施などに当たる暫定政府の樹立に着手した。
軍は、解任されたモルシ大統領を引き続き拘束下に置いた上で、同氏の出身母体であるイスラム主義組織「ムスリム同胞団」幹部の大量拘束に乗り出しており、
反発したイスラム主義勢力との間で緊張が高まっている。

マンスール暫定大統領は、最高憲法裁判所で行われた就任式で、「エジプトの国家制度を維持し、国民の利益を守る」と語った。
ムスリム同胞団については、就任式後、記者団に対し「国の一部だ。国づくりをともに行いたいのなら歓迎する」と呼びかけるなど、国民融和路線を前面に打ち出した。
暫定政府の発足時期や、大統領、議会選のスケジュールには言及しなかった。


@ムバラクによってイスラム主義が長きにわたって弾圧され、それに反旗を翻して現政権が選挙で誕生した事に対する国民の責任の無さというか、
その反動でムスリム同胞団に同調するイスラム原理主義グループは必ず観光客や軍、暫定政権、国民に対して攻撃を仕掛けてくると思います。
要するに内戦状態に陥ると言う事。





ムスリム同胞男系の放送局を占拠 報道統制している。



平成25年7月4日


エジプトのモルシ大統領、当局が拘束=関係筋


治安当局者とムスリム同胞団のスポークスマンによると、権限を剥奪されたエジプトのモルシ大統領は、当局に拘束されている。
ムスリム同胞団のスポークスマン、Ahmed Aref氏は、モルシ大統領と側近のEssam El-Haddad氏は拘束されている、と明らかにした。ただ、所在は不明という。
一方、治安当局者は、軍の諜報機関の施設に拘束されている、と述べた。


@クーデーターではないとか、大統領支持派を軍が抑えているようですが、これで収まるとは思えませんね。
民主化の名の下でのとめどない解放心にムスリム同胞団は少しでも楔を打ち込んでおきたかったのだと思います。少なくとも選挙で選ばれた民主政権ですからね。





平成25年7月4日


軍が大統領の権限剥奪、憲法停止を宣言 事実上のクーデター


エジプト軍司令官を兼務するシシ国防相は3日夜(日本時間4日早朝)、国民向けにテレビ演説し、反政府デモ拡大による混乱を収拾するため憲法停止を宣言、
モルシー大統領の権限を剥奪し、
最高憲法裁判所長官が職務を引き継いだと発表した。
国政に大きな影響力を持つ軍による事実上のクーデター。
国防相は、モルシー政権下で制定されたイスラム色の強い憲法を見直し、早期に大統領選を実施する方針を示した。


@トルコ然り、酒も自由に飲める世俗主義に侵されるとイスラム本来の国柄は失われていくんです。戦後民主主義で日本がどうなったかをみれば、一目瞭然。





平成25年7月4日


エジプト 「リベラル派に地獄を」=イスラム主義者、敵意むき出し


エジプトの首都カイロで21日に行われたイスラム主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領を支持する数万人規模の集会は、日が傾くにつれ熱気を帯びた。
参加者は円陣を組み「エジプトにイスラム法を。リベラル派に地獄を」と連呼。
敵対する世俗・リベラル派への敵対心をむき出しにし、大統領支持を誓っていた。
集会が開かれたカイロ・ナセルシティ地区のモスク(イスラム礼拝所)一帯は幹線道路を含め人がひしめき合い、身動きできない。
人々はモルシ大統領の肖像写真を掲げ、思い思いに支持を訴えた。日が落ちると花火も上がり、陶酔感はさらに高まった。
ハンディ・スレイマンさん(59)は、北部アレクサンドリアから仲間と共にバスで駆け付けた。
「モルシ大統領への忠誠心を示すために来た」と語る。
モルシ大統領に対しては、世俗・リベラル派から、野党の意見に耳を傾けず、独裁色を強めていると批判されている。
しかし、スレイマンさんは「公正な選挙で選ばれた大統領が独裁者のはずがない」と切り捨てた。


@偽善より暴力、こんなのが大好きです。


平成25年6月23日





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