2013年 平成25年 アラブ、アフリカ アジア 中東諸国革命顛末記 17 平成25年 アラブ・アフリカ・中東諸国革命顛末記 16


米、シリア反体制派に「殺傷力ない装備」供与へ


シリア内戦で反アサド政権の立場をとる米欧や中東の有志国グループ「シリアの友人」閣僚級会合が20日、トルコのイスタンブールで開かれた。
ケリー米国務長官は会合後、声明を発表し、米国が反体制派武装組織に初めて「殺傷力がない軍装備」を供与することを明らかにした。

装甲車や防弾服、暗視ゴーグルなどが対象とみられる。声明はまた、反体制派への支援に1億2300万ドル(約122億円)追加し、
計2億5000万ドルに倍増するとしている。
これに対し、武器の供給を求めていた反体制派統一組織「国民連合」は「不十分だ。国際社会に責任を果たすよう求める」との声明を出した。
政府軍による空爆が日常化する中、国民連合は、同グループに対し、無人機を投入し、政府軍のミサイル攻撃を阻止するよう求めている。


@あからさま過ぎると言うか、アルカイダ系が噛んでいる事もありますが、石油がでないとここまで非積極的になるようです。

アサド軍のスナイパーに狙撃された女性を救出する自由シリア軍。命がけの救出もむなしくこの後病院で亡くなったそうです。



えげつないアサドの私兵シャビーハとSAA。



反撃する自由シリア軍。頭を低くして観ましょう。



平成25年4月21日


ソマリア アルシャバブの自爆攻撃などで34人死亡


アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオの裁判所で14日、武装集団が身に着けた爆発物をさく裂させたり、銃を乱射したりし、29人が死亡した。
イスラム過激派アルシャバブが犯行声明を出した。一方、空港近くではトルコからの支援物資を載せた車両が自動車爆弾による攻撃を受け、5人が命を落とした。 

@先月の3月18日にアルシャバブは、同じ事を同じ方法で実行し10人が命を落としています。
2年前にアフリカ連合派遣部隊と交戦し、モガディシオから追い出された事に対する報復攻撃だと主張しています。カダフィからの支援が絶えて枯渇状態が続く中、
更なる自爆攻撃でその存在をアピールしていると思われます。





平成25年4月15日


シリア代表に反体制派、アラブ連盟が採択


26日に中東のカタールでアラブ諸国などによる首脳会議が開かれましたが、ここでシリアの反体制派勢力をシリアの代表とする声明が採択されました。

「我々は国に、地域に、国際的にシリア国民連合をシリアの正当な代表として認めるよう要請する。
シリア国民の自由と正義と賢明な政府のために」(アラブ連盟 事務局長代理)

22の国と機関で構成されるアラブ連盟は26日、カタール・ドーハで開いた首脳会議で、内線が激化しているシリアのアサド政権に代わって
反体制派の統一組織「シリア国民連合」の出席を認め、シリア代表の資格を与える声明を採択しました。
代表団としてシリア国民連合のハティーブ議長ら主要メンバーが着席すると、会場からは大きな拍手が起き、シリア国旗も反体制派の旗に取り換えられました。
今回の措置について、アラブ連盟はシリアの新しい政府の樹立に向けた選挙が実施されるまでとしていますが、アサド政権の国際的な孤立は一段と深まることになりそうです。


@ここまで来るともう誰にも歴史の流れは止められません。ただ吉とでるか凶とでるかはシリア国民の意識の問題。

こうした現実や、とてつもなく流された尊い血を無駄にしない新しい国家の建設を目指して欲しいですね。





平成25年3月27日


シリア モスクで自爆、42人死亡=体制派高位聖職者を標的


内戦が続くシリアの首都ダマスカスにあるイマーム・モスク(イスラム礼拝所)で21日、自爆テロがあり、国営シリア・アラブ通信によると、
イスラム教スンニ派の体制寄りの高位聖職者ブーティ師(84)を含む42人が死亡、84人が負傷した。2011年3月に始まった反体制運動開始後、
モスク内でこうした形で聖職者が殺害されたのは初めて。
ブーティ氏は、政府に任命された聖職者。反アサド大統領の武装闘争を主導するスンニ派に属しながらも、アサド政権を擁護する立場で知られ、
反体制派を「人間のくず」と表現するなどアサド政権を存続させるために結束するよう呼び掛けていた。


@人間のクズとは聖職者としていかがなものかと思いますが、その屑と呼ばれた反体制派は全面否定しています。私もアサドの書いた絵図のような気がします。
アラウイ派の犯罪者集団シャビーハ(Shabiha)の仕業でしょうね。





平成25年3月22日


イスラム法の処罰導入=広場で公開むち打ち−原理主義の影響拡大・シリア北部


内戦が続くシリアの反体制派が支配した北部アザズで、アサド政権撤退後に創設された「警察」がシャリア(イスラム法)に基づく処罰を導入していることが17日、分かった。
窃盗犯へのむち打ちなど限定的だが、イスラム原理主義思想の広がりを裏付けており、暫定政府設置に向け対立要因となる可能性もある。
記者はアザズ中心部の広場で公開処罰を行っている現場を目撃した。
町の有力者によると、刑務所がないなどアサド政権崩壊後の受け皿が未整備なのも理由の一つ。窃盗犯の手を切り落とすなどの厳罰は導入していない。
内戦では国際テロ組織アルカイダともつながる反体制イスラム武装組織「ヌスラ戦線」や「アハラル・シャム」などが武装闘争に参画。
住民の幅広い支持を獲得しており、慈善活動を通じても浸透している。
アハラル・シャム幹部は、イスラム教の原点回帰を目指すサラフ主義者であることを自認し、イスラム国家の創設が目標であることを明言した。


@元々独裁者アサド(アラウイ派)に対する対する反政府デモはアラブの春に連動する形で巻き起こったものですが、
過去その虐殺に近い圧政に対する不満が一気に爆発し、
更にそのデモに対する容赦ない殺戮が、所謂シリア国内で活動するイスラム原理主義組織を巻き込んで内戦状態に突入したということであり、
イスラム教の原点回帰をシリア国民が求めるのであれば国際社会は断固支持すべきであると思います。


平成25年3月18日


シリア兵ら40人殺害認める=イラクのアルカイダ系組織


国際テロ組織アルカイダ系の「イラクのイスラム国家」は11日、イスラム系ウェブサイトに声明を掲載、イラク西部アンバル州で4日に
シリア兵ら40人以上が殺害された襲撃事件について犯行を認めた。
AFP通信によると、イラクのイスラム国家は「ヌサイリ派(イスラム教少数派アラウィ派)の軍メンバーと
シリア政権の(親アサド大統領の民兵組織)シャビーハを乗せた車両を攻撃した」と表明した。


5日に予測しましたがやはりアンバル州がポイントでした。


イラクのイスラム国 
参考:2006年10月15日に、シーア派が絶対的多数派を占めるイラク国内で、少数派でありながら複数のスンニ派のジハード主義組織が結集し、
イラク中部を中心とするイスラム国家の建国を一方的に宣言した武装祖岸。
イラク軍やイラク治安部隊ともたびたび衝突を繰り返している。バグダード、アンバル、ディヤーラー、キルクーク、サラーフッディーン、
ニーナワーなどに拠点と指揮官を置いている。





平成25年3月11日


サウジアラビア 斬首刑の廃止検討=執行人が不足


サウジアラビア政府は、国際的に批判の声がある斬首刑について、死刑執行人の不足を理由に、廃止に向けた検討を始めた。
サウジ紙アルヨウムが10日伝えた。政府は内務や法務、保健の各省代表者による委員会を設置し、
斬首刑の廃止がシャリア(イスラム法)に抵触しないかどうかなどを検討中。斬首刑廃止が決まれば、死刑方法としては銃殺刑を採用するという。


@いやー周りの事など気にせず、堂々と残して欲しいですね。


平成25年3月11日


カメルーン誘拐事件、犯人グループ?が拘束した家族の映像を公開


2月20日ここで取り上げています。
19日に西アフリカ・カメルーンで誘拐されたフランス人家族を撮影した動画が25日、動画共有サイトのユーチューブに投稿された。
イスラム過激派「ボコ・ハラム(Boko Haram)」のメンバーだと名乗る誘拐犯は動画の中で、捕らえられている仲間の解放を要求した。


@フランス軍によるマリのトゥアレグ族(映画 飛べ!フェニックスに出てきます)掃討作戦がこうした誘拐や拘束の起爆になったような気がします。
子どもたちが気がかりです。





平成25年3月10日


ナイジェリア:武装勢力、誘拐した外国人7人殺害と表明



AP通信などによると、ナイジェリアのイスラム武装勢力「アンサル」は9日までに、北部バウチ州で2月に誘拐したイタリア人ら外国人7人を殺害したと表明した。
英国とナイジェリアが7人を救出しようとしたためとしている。

7人には英国人やギリシャ人らも含まれているとされる。2月16日夜にバウチ州の農村部にあるレバノン系の建設会社の宿舎から連れ去られた。
襲撃時に武装集団は警備員1人を殺害した。
アンサルはナイジェリアで昨年から台頭。国際武装組織アルカイダ系勢力や、同国で攻撃を繰り返しているイスラム過激派ボコ・ハラムと関係があるとみられている。


2月20日の記事
@英国人、ギリシャ人、イタリア人、レバノン人3名にフィリピーノが1名入っていますね。こちらは残念でした。





平成25年3月10日


ゴラン高原で拘束のPKO要員解放へ


国連は8日、シリア南西部のゴラン高原で、同国の反体制派によって拘束されていた国連平和維持活動(PKO)部隊の要員21人を解放することで
「全当事者間で調整が完了した」と発表した。現在、国連の救援部隊が現場に向かっているといい、9日以降に要員解放が実現する見込みだ。


@まあそれにしても800万人がOFW(Oversea Filipino Worker)として全世界で仕事をしているフィリピン人のリスクはかなり高いですね。
これはPKO部隊としてですが、先般のアルジェリア人質、
タンカーなど事件が起きると必ずフィリピン人が犠牲になっています。





平成25年3月9日


PKO要員20人以上を拘束=シリア反体制武装グループ「ヤルムークの殉教者」―ゴラン高原


国連は6日、中東のゴラン高原でイスラエルとシリアの停戦監視に当たる平和維持活動(PKO)の「国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)」の要員20人以上が同日、
シリア反体制派の武装グループに拘束されたことを明らかにした。
ゴラン高原はシリア内戦の激化に伴い、治安が急速に悪化していた。国連は要員の国籍を明らかにしていないが、AFP通信は外交筋の話としてフィリピン人と報じた。 


@ビデオで武装Gは「ヤルムークの殉教者」と名乗り、「アサド軍がジャムラ村周辺から撤退するまでUNDOFの要員を拘束する」と述べています。
同村では3日に反体制派とアサド軍による激しい戦闘が行われています。
いずれにしてもこうした形で自分たちの要求をのませるというのは宜しくありませんね。殉教者を名乗るなら姑息な手を使わず殉教者として正義を貫くべきです。





平成25年3月7日


シリア兵など48人、イラクで襲撃され死亡


イラク西部で4日、シリア兵の車列が武装集団に襲撃され、兵士を中心とするシリア人48人と、イラク兵9人が死亡した。
当局者が明らかにした。イラクではシリア内戦が飛び火することに対して警戒を強めている。
イラクのマリキ首相側近は、「我々は最初から、一部の武装集団がシリアの紛争をイラクに持ち込む恐れがあると警告していた」と述べ、
こうした集団の一部は国際テロ組織アルカイダと関係があるとの見方を示した。
4日の襲撃で死亡したシリア兵の多くは、数日前に国境地帯で起きた反体制派の自由シリア軍との戦闘で負傷して、イラクで手当てを受けていたという。

当局者によれば、同地帯では1日に国境検問所が反体制派に占拠され、シリア兵や当局者数十人がイラク軍に投降し避難していた。
国連によると、シリア内戦の死者は過去2年で約7万人に上っている。反体制派によれば、4日だけで少なくとも149人が死亡した。


@襲撃を受けたイラク(シーア派が多数を占める)のアンバル州は運悪くスンニ派の居住地域であり、アサドのアラウイ派とは格段仲が悪いのでした。





平成25年3月5日


ベルモフタール司令官を殺害=アルジェリア人質事件の首謀者―チャド軍発表


アフリカ中部チャドからの報道によると、チャド軍当局は2日、日本人10人を含む外国人多数が犠牲になった
アルジェリア南東部イナメナスの天然ガス関連施設で起きた人質事件の首謀者であるイスラム武装組織指導者、
モフタール・ベルモフタール司令官をマリ北部で殺害したと発表した。
チャド軍の声明によれば、ベルモフタール司令官は対アルジェリア国境に近いマリ北部のイフォガス山地でチャド軍が2日に展開した掃討作戦で死亡した。
チャド軍は「イスラム武装勢力の主要な基地を完全に破壊」し、司令官を含む武装勢力の要員を複数殺害したという。
ただ、マリ北部の軍事作戦で中心的役割を果たすフランス軍は殺害を確認していない。
イスラム武装勢力掃討のためフランスが軍事介入したマリで、チャドは他のアフリカ諸国と共にマリ政府軍支援のため部隊を派遣。
武装勢力最後の拠点都市とされた北部キダルに入城するなど、最前線で活動している。


@チャド軍に殺害されたベルモフタール司令官は「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ AQIM」のメンバーでしたが、分派して自らの武装グループを設立、
マリ北部を拠点に誘拐や麻薬取引などを行っていたとみられています。


米政府は「死亡確認せず」 ベルモフタール司令官 3月5日





平成25年3月3日


南ア、警察官が車で引きずり死亡 映像公開


南アフリカで、警察官が駐車違反をしていたタクシーの運転手の男性を手錠で車につなぎ、引きずる映像が地元メディアによって公開されました。
この男性はその後死亡。大統領が警察を非難する声明を出す事態になっています。

この映像は南アフリカ・ヨハネスブルグ近郊の町で26日に撮影されたとされるもので、駐車違反をしていたとして警察官が男性を取り押さえようとする様子が映っています。
男性は抵抗しますが警察車両の後ろに手錠でつながれ数百メートル引きずられます。
この男性は、モザンビーク人の27歳のタクシー運転手でこの数時間後、連行された警察の施設で頭にけがをした状態で死亡しているのが見つかりました。
地元メディアが28日になって映像を公開すると市民の中で非難の声が高まり、ズマ大統領が「許されないことで
人間の仕業と思えない」と声明を出す事態になっています。
現在、警察監査局が8人の警察官について謹慎にし取り調べをしています。
南アフリカでは警察官によって市民の命が奪われる事案が相次いでいて、去年8月には鉱山でストライキをしていた労働者に対しマシンガンを発砲、34人を死亡させています。


@ウムー シナでも同じような事がウイグルやチベットで行われています。








平成25年3月2日


コンゴ東部和平へ協定 ルワンダなど11カ国


アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)と周辺10カ国は24日、紛争が続いてきたコンゴ東部の和平に向けた協定に調印した。
AP通信などが伝えた。
同国東部の主要都市ゴマを昨年後半に一時制圧した反政府勢力「3月23日運動(M23)」を支援しているとされるルワンダとウガンダも含まれる。
協定は国連主導で作成され、コンゴの内政に干渉しないことや武装勢力を支援しないことも盛り込まれた。
周辺国はコンゴ東部への新たな部隊派遣も検討している。
エチオピアで開かれた調印式には、ルワンダのカガメ大統領や国連の潘基文事務総長らが出席した。
コンゴ東部は地下資源が豊富で、資源利権などをめぐり1990年代から紛争が繰り返されてきた。ルワンダなどはM23への支援を認めていない。


@地下資源が豊富というのも、これはこれでなかなか厄介なこともあるようです。
いずれにしても昨年11月21日ここでM23がコンゴの主要都市を制圧したと取り上げましたが、コンゴからの難民を受け入れたルワンダはその難民をそのままM23の兵士として
教育しコンゴへ送り返しているという構図。但し一切の関係をルワンダ政府は否定しています。





平成25年2月25日


マリ チャド兵13人 武装勢力65人死亡=マリ北部


西アフリカ・マリで部隊を展開しているチャド軍司令部は22日、マリ北部の山岳地域でイスラム武装勢力と激しく交戦し、
チャド軍兵士13人が死亡、武装勢力65人を殺害したと発表した。
チャド軍はアフリカ主導の国際マリ支援団(AFISMA)に兵士2000人を派遣することを約束。
2月初めには約1800人のチャド軍部隊が武装勢力の最後の拠点都市キダルを制圧した。


@フランス軍は後方に下がったようです。武装勢力は北部の山にこもって自爆攻撃とゲリラ戦に突入した模様です。





平成25年2月23日


シリアの首都で爆発、53人死亡 与党本部周辺


シリアの首都ダマスカス中心部にある与党バース党本部近くで21日、車爆弾が爆発し、国営テレビによると、少なくとも53人が死亡、200人以上が負傷した。
国営シリア・アラブ通信は「テロリストによる爆発」と伝えた。
同じころ、ダマスカスにある改修中の軍司令部周辺でも迫撃砲による爆発があった。
いずれも反体制派による攻撃とみられる。治安が厳重なアサド政権の中枢でこれほどの被害が出るのはまれ。


@アサドが今まで国民にしてきた事を思えば、まだまだ繰り返されるでしょうね。





平成25年2月22日


仏人家族ら7人、カメルーンで武装集団が拉致


オランド仏大統領は19日、アフリカ中部カメルーンでフランス人7人が武装集団に拉致されたことを明らかにした。訪問先のアテネで記者団に述べた。

大統領は、ナイジェリアに拠点を置くテロ集団の犯行とみられるとした上で、被害者が「ナイジェリアに連れ去られたようだ」と述べた。
事件は同国の国境に近いカメルーン北部で発生。
拉致された7人は、夫婦と子供4人の家族と親戚1人で観光中だったとみられる。
ナイジェリアでは、西アフリカ・マリ北部で活動するイスラム過激派との連携が指摘される過激派組織「ボコ・ハラム」などによる
テロや外国人誘拐事件が相次いでいる。
仏軍は1月からマリでイスラム過激派勢力掃討作戦に従事している。
作戦と事件との関連は不明だが、大統領は事件にボコ・ハラムが関与しているとの見方を示唆した。


@今度はカメルーンでやられたようです。ゲリラ戦になれば向こうの城の中ですから、中々厳しい展開が予想されます。
マリに大量のフランス軍を送り込んだ事がイスラム武装勢力を本気にさせてしまったという事かも知れませんね。





平成25年2月20日


ナイジェリア人質事件、イスラム武装勢力アンサル・ ディーンが犯行声明 西アフリカ不安定化の懸念


西アフリカのナイジェリア北部バウチ州で16日、外国人7人が武装集団に誘拐された事件で、同国のイスラム武装勢力「アンサル・ ディーン)」は
19日までに犯行を認める声明を出した。
ナイジェリアは石油開発で経済成長を続ける半面、キリスト教とイスラム教の対立感情を背景に近年はイスラム過激派によるテロや誘拐事件が頻発。
地理的に近いマリ情勢の不安定化も過激派の活動に影響している可能性がある。

地元ジャーナリストに送った電子メールの声明でアンサル・ ディーンは、犯行は米欧による「アフガニスタンやマリなどでの残虐行為」への報復だと説明した。
正式には「ブラック・アフリカのイスラム教徒の擁護者」を名乗るアンサル・ ディーンは、国際テロ組織アルカーイダの「ジハード(聖戦)」思想に共鳴。
ナイジェリア北部を中心に活動し、同国の別のイスラム武装組織ボコ・ハラムとも関係が深いとされる。


@北部のイスラム地区はほとんどがスンニ派で占められていますが、近年イランの介入でシーア派が200万程居住しているようです。
南部はクリスチャンが4割を占め、北部のイスラムが5割。残りはシャーマンが1という割合。





平成25年2月20日


シリア情勢  白兵戦


@RPGで狙い撃ちされるアサド軍戦車。戦車の下から逃げ出す兵士。よく死なないものですね。





平成25年2月23日




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