2012年 (平成24年) アラブ、アフリカ 中東諸国革命顛末記 ] 平成23年 アラブ・アフリカ・中東諸国革命顛末記 \
2012年 平成24年01月01日〜


シリアで新憲法の国民投票 反体制派は不参加呼びかけ


シリアで26日、限定的な民主化を含む新憲法の承認を巡る国民投票が行われた。
新憲法案は政権党バース党を「国家を指導する党」とする条項を削除し、複数政党制を導入する内容。
アサド政権は退陣を求める圧力に対し、「改革の進展」を訴え、危機を切り抜ける方針だ。
ロシアや中国の支援を受ける政権側は、国民投票で多くの賛成票を得たうえで、改めて「正統性」を訴えるとみられる。
国内に約1万4千カ所の投票所が設けられた。
ただ、北部イドリブや中部ホムス、南部ダルアなどでは、
反体制派を鎮圧するため、戦車による砲撃を含む軍事作戦が続いており、こうした地域では投票率は極めて低いとみられる。
反体制派は「延命のための見せかけの改革」「そもそも法の支配が行われていないのだから無意味」などとして、
ボイコットを呼びかけている。
反体制派の情報では、25日にシリア全土で約100人が死亡。
衛星テレビ局アルアラビアによると、26日も、ホムスなどで少なくとも20人が死亡したという。


@8000人近くを虐殺しながら、とんだ茶番劇を仕組んだものです。








平成24年2月27日


シリア反体制派 「シリア国民評議会」正統な代表に 日米など有志国が承認


シリアのアサド政権による反体制派への武力弾圧を阻止するため、日本や米英仏、親米アラブ諸国などの
有志国がチュニスで開いた「シリアの友人」会合は24日、反体制派の代表として「シリア国民評議会」を承認すると発表した。
会合後に出された議長総括によると、国民評議会を「平和的民主化を求めるシリア人の正統な代表」と位置付け、
アサド政権打倒を目指す反体制派の中核組織として支援する姿勢を打ち出した。
会合は今後も随時開催し、次回は3月22日にトルコ・イスタンブールで、その後フランスで開催するという。


@民主化という美名のもとで日本のようになってはいけませんが、兎に角、暴君が支配する独裁体制は倒すべきですね。





「シリアの友人」会議にいらぬお世話だと会場前で抗議するアサドの支持者。



平成24年2月25日


シリア軍 反体制派拠点ホムスの住宅地ババ・アムルを集中砲撃、16人死亡 


シリア軍は21日、反体制派の拠点がある西部ホムスのババ・アムル地区周辺の住宅地に激しい砲撃を行い、
ロイター通信は反体制派情報として少なくとも16人が死亡、約340人が負傷したと報じた。
一方、赤十字国際委員会(ICRC)の当局者は、ホムスなどの住民に医薬品や食料品などの人道支援物資を届けられるよう、
政府と反体制派に戦闘行為の2時間停止などを打診していることを明らかにした。
ババ・アムル地区には政府軍を離反した兵士でつくる「自由シリア軍」の拠点がある。ロイターによると、
政府軍は同地区に進撃しようとしたが自由シリア軍の抵抗を受け、激しい砲撃を加えた可能性がある。
反体制派は、軍が周辺に戦車を含む部隊を増強させ、大規模進攻を準備しているとみている。
シリア軍によるホムス攻撃は今月3日夜から連日続いている。


@ホムスはシリア軍の集中砲火を浴びせられているようで、自由シリア軍からの映像があがってきません。








平成24年2月21日


シリア 軍事介入容易でない=反体制派武器供与は尚早−米軍トップ


米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は19日放映のCNNテレビの番組で、シリア情勢に関して、
欧米が軍事介入したリビアと比較した場合、シリア軍の能力は高く、軍事介入は非常に困難を伴い容易ではないと述べた。
デンプシー議長はシリアに軍事介入した場合、リビアとは「非常に異なる挑戦になる」と分析。
「シリア軍は有能で、高度な防空システムも備えている」と説明した。
さらに、「シリアは生物・化学兵器を保有している。
現時点で彼らはそれらを使用することに関心はなく、意思表示もしていないが、軍事的に問題だ」と懸念を示した。
このほか、「現段階で反体制派の運動を明確に特徴付けるのは困難」と指摘。
「武器供与を決定するのは時期尚早だ」と述べた。
米議会では共和党を中心にシリア反体制派への武器供与を主張する声がある。


@敵の敵が友では中々ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜米国の大好きな平和と民主主義には、色があるって事でよろしいでしょうか。

珍しいシリア正規軍大集合。





ダマスカスの郊外で一般市民を弾よけにしているシリア正規軍。



注意:このところ明らかにアサド側が作成した、自由シリア軍を強盗や略奪者に仕掛けた映像が多く出回っています。

自由シリア軍の装備を見ているとAK47か精々軽機銃が主力で、リビアのRebelsと違ってロケット弾やRPGがほとんどでてきません。
これでは戦車相手に戦えないでしょ。





平成24年2月20日


シリア Homs 自由シリア軍 未だ交戦中


@アサドは、ホムズを他の都市から分断する為に戦車で取り囲んでいるようです。
自由シリア軍のAbdelrazzak Tlass(25歳)は、元アサド正規軍の中尉で、正規軍から脱走した最初の人間で、
自由シリア軍のリーダー的存在だそうです。叔父さんは元防衛大臣。
今頃になって原発(一番初めに稼働した時から原発の発電原理は変わっていません)がどうのこうの、
子供がどうのこうの、くだらない奴らはほっておいて、これを最後まで観てください。


シリア国旗


自由シリア軍の旗印(拠点に掲げられている旗は、非平和時という事で上下を逆さまにして掲げていると思われます。
上下のある国旗は戦争中はよく逆さまにしてその意志を表します)





平成24年2月12日


シリア 自由シリア軍、未だ交戦中 APC





平成24年2月11日


対シリア 湾岸6カ国、強硬姿勢鮮明 シーア派勢力圏に楔


駐在大使を追放、対立先鋭化の恐れ
市民弾圧が続くシリア問題で、湾岸アラブ6カ国は7日、それぞれの駐シリア大使を一斉に本国へ召還するとともに、
各国に駐在するシリア大使を追放すると発表した。
同国に対する強硬姿勢をいっそう鮮明にした形だ。
イスラム教スンニ派が支配層を形成する湾岸諸国には、今回のシリア危機を利用し、
シーア派の勢力圏に楔を打ち込む狙いがあるとみられる。
アラブ連盟は1月、シリアのバッシャール・アサド大統領に対し、シャラ副大統領への権限移譲を迫った。
表向き、これを主導したとされるのは、対シリア強硬派のカタールとサウジアラビアだ。だが複数の外交筋によれば、
この案はもともと、混乱長期化による域内の流動化を恐れるイラクが、事態収拾に向け水面下で
根回しを進めていたものだった。

アサド大統領の父ハフェズ・アサド前大統領(2000年に死去)の政治顧問だったジョージ・ジャッブール氏(73)は
「(大統領退陣後の)権力配分などの問題を解決できれば、政権が受け入れる可能性はあった」と話し、
同案を軸に騒乱を軟着陸させるシナリオもありえたと指摘する。
しかしアラブ連盟が、カタールなどの主導で、準備不足のまま一方的に発表したことで、
外圧に屈したとの構図を嫌う政権側は同案を拒否、シリアの孤立が深まった。
ジャッブール氏は「政権を徹底的に追い詰めたいカタールやサウジが、(同案を)潰すため連盟に持ち込んだ」とみる。
カタールやサウジは、一連の騒乱の発生前はシリアへ活発に投資してきた。
この2国がシリアへの圧力を強める立場に転じた背景には、「シーア派三日月地帯」と呼ばれる、
イランからレバノンに至るシーア派人口の多い地域で、同派勢力の結びつきが強まっていることへの警戒心がある。

スンニ派が多数を占めるシリアでも、シーア派の一派とされるアラウィ派が権力を握る。
そのアサド政権は、イランと盟友関係にあるほか、西隣のレバノンでシーア派組織ヒズボラを支援。東隣のイラクでは近年、
シーア派主導のマリキ政権がイランとの関係を深めている。
そんな中、デモや反体制派との戦闘で弱体化したアサド政権への圧力強化は、
「シーア派勢力への絶好の牽制になる」(外交筋)というわけだ。
アラブ連盟には、エジプトなど、本音では圧力強化に慎重な国も少なくない。
ただ、弾圧を続けるアサド政権を支持しているとは受け取られたくはないため、強硬論に引きずられているのが現実だ。
投資や援助が見込める富裕な湾岸諸国との関係を悪化させたくないとの事情もある。
連盟内での議論は、今後もカタールやサウジが主導する可能性が高いだけに、シリアと他のアラブ諸国との
反目が先鋭化する恐れも指摘されている。





@この地図をみても分かるようにそのほとんどをスンニ派が占めていますが、同じイスラムでありながら
中々厳しい環境にあるのがシーア派が占める三日月地帯なんですね。
まあ明治のご維新だって似たようなもので、勤皇心プラス地理的な優位性が大きく影響しましたからね。
それにしてもこうして眺めると、やっぱりイスラエルというのは異様ですね。


平成24年2月9日


シリアをめぐる最悪のシナリオ 米露の代理戦争に発展も


混迷を深めるシリア情勢をめぐり、米国のオバマ政権が最悪のシナリオも検討し始める中、シリアの内戦が
「アラブと西欧諸国」対「ロシアとイラン」の代理戦争に発展しかねないと指摘する声もある。
ワシントン近東政策研究所のシリア専門家であるアンドリュー・タブラー氏は「中東諸国の中には今後、
(反体制派の)自由シリア軍に味方する国も出てくる。
すでにレバノンからシリアに武器が流入しているし、ヨルダンやトルコ、イラクや
ロシアからもますます入ってくるだろう。
誰もがシリア情勢に関与し始めることになる」と語る。

米当局者はシリア政策について、軍事的役割を担うことは望んでおらず、反政府勢力への支援と避難民への
人道的援助に重点を置いていると強調する。
一方、ロシアとイランは、シリア政府に改革を促すものの、西側がアサド政権を退陣させようとする動きには反対している。
米政府内には、シリアの状況が冷戦時代のような代理戦争へと向かっているのではと危惧する者もいるという。

冷戦時代、米国とソ連は、中南米やアフリカ、アフガニスタンなどで、それぞれの同盟国や反政府武装勢力に武器を提供し、
代理戦争を行った。
11月に大統領選を控えるオバマ米大統領は、同盟国のイスラエルやトルコ、ヨルダンなどの脅威となりかねない
シリアに深く関与することは避ける姿勢を見せている。
アサド政権に圧力をかけるべく経済制裁は科しているものの、同大統領は今週、NBCテレビに対し
「武力介入せずに解決しようとすることが非常に重要であり、それは可能だと考える」と語り、
昨年リビアのカダフィ政権に対して行ったような軍事介入を否定した。
一方、シリアに武器を輸出し、同国の港湾都市に軍の基地も構えているロシアは、シリア政府への
支援を後退させるそぶりは見せていない。
ラブロフ外相は7日、シリアの首都ダマスカスを訪問し、アサド大統領と会談。
同大統領が暴力停止に向け努力しており、間もなく新たな政治改革を公表するだろうと語った。


@確か6日だったか、ダマスカスのアメリカ大使館は閉鎖され、大使以下全職員は既に出国済み。
並行してフランス・イギリスも大使を本国に呼びもどしているので、愈々始まるなと思うのが自然の流れ。
リビアに大量につぎ込まれた武器の余剰消費がシリアで行われるのか。








平成24年2月9日


ロシア ラブロフ外相がシリア大統領と会談 反体制派「成果なし」


ロシアのラブロフ外相は7日、反政府デモ弾圧が続くシリアの首都ダマスカスを訪問し、アサド大統領と会談。
インタファクス通信によると、アサド大統領は同外相に対し、暴力停止に「徹底的に取り組む」と述べ、
すべての政治的グループと対話を行う用意があると語った。
また、大統領はアラブ連盟の調停にも協力姿勢を示し、新憲法案の是非を問う国民投票についても
「向こう数日中に」委員会と会合を持つとの意向を示したという。
ただ、アラブ連盟による調停案の柱となっている大統領の退陣問題については、話し合われた兆候はみられない。
国連安保理は4日、アサド大統領に退陣を求めるアラブ連盟の収拾案を「全面的に支持する」とした
決議案を採決したが、ロシアは中国とともに、拒否権を行使している。

反体制派のシリア国民評議会(SNC)の幹部は取材に対し、ラブロフ外相とアサド大統領の会談では、
新たな進展は何もなかったと一蹴。
アサド大統領は即時退陣すべきとの考えをあらためて強調した。
また、反体制派の活動家によると、政府軍は中部ホムスで7日も砲撃を続け、約20人が死亡。
過去5日間での死者数は300人を超えたという。


@アサド(アラウィ派)の支持者はロシア国旗を振ってラブロフを歓迎(場所はダマスカスで、ここでは反政府デモは起きていません)しています。
国営放送では自由シリア軍(スンニ派)が虐殺の張本人になっています。
ほくそ笑むむイスラエルが気になります。








平成24年2月8日


リビア トリポリ シリア非難決議拒否で中国大使館に投石


北アフリカのリビアの首都トリポリで、6日、現地に住むシリア人などのグループが、シリアのアサド政権に
反政府デモへの弾圧をやめるよう求める国連の決議案の採決で、中国が拒否権を行使したことに抗議し、
中国大使館に向けて石を投げ、窓ガラスを割る騒ぎがありました。
国連の安保理では、4日、アサド政権に対し、市民への攻撃や人権侵害を即時に停止することなどを
求める決議案の採決が行われましたが、ロシアと中国が拒否権を行使し、否決されました。
こうしたなか、リビアの首都トリポリにある中国大使館の前では、6日、
中国の対応を非難するおよそ50人のシリア人などが集まり、大使館に向かって卵や石を次々に投げつけました。
この抗議行動で大使館の窓ガラスが何枚も割れたほか、大使館を取り囲む壁が落書きされましたが、けが人は出ませんでした。
またトリポリでは、前日の5日にも、ロシア大使館の前でシリア人らが同様の抗議行動を行い、
参加者が大使館の屋根に登ってロシアの国旗を引きちぎるなど、
アサド政権寄りの姿勢を崩さないロシアや中国への反感が各地で強まっています。


@事あるごとに投石される日本大使館の気持ちが少しは分かったか。わはは
ていうか、シナの国営報道では6000人近くの無辜の民を虐殺したアサドは良い人で、
自由シリア軍は悪者扱いなんですね。明日は我が身、さすがです。








平成24年2月7日


シリア 反体制派への攻撃続く


シリアでは、反体制派の拠点となっている中部ホムスなどで依然、政権側の軍による攻撃が続いています。
シリアの活動家グループは、5日、シリア各地で合わせて市民9人が死亡したとしました。
国連によりますと、政権側の弾圧により去年3月以来、5400人以上が死亡したということです。
一方、国営の新聞は5日、「安定が回復されるまで、政権は取り締まりを強化していく」と伝えました。
国連安保理で対シリア非難決議案の採決が中国とロシアの拒否権行使により否決されたことを受け、
反体制派は5日、国際社会の支援を求めました。
一方、アラブ連盟は声明で、「対シリア非難決議案は否決されたが、シリア情勢の解決に向けて
取り組みをやめることはない」と発表。
アラブ連盟はシリア情勢を協議するため、11日にもエジプト・カイロで外相会議を開く予定。


@死を恐れぬ人々というのは、もう十分国際社会は認識しているので、アサド軍の的になるデモは即刻中止して、
自由シリア軍をとことん支援する事。
経済制裁もまとめられないアラブ連盟や国連はまったくあてにならないので、
あとは自由シリア軍とシリア人民がどこまで自力で踏ん張れるかという事ですね。








平成24年2月6日


「対シリア決議案」否決 国連安保理 中露が拒否権行使


国連の安全保障理事会は4日午前(日本時間5日未明)、シリアのアサド大統領に退陣を求めるアラブ連盟の行程表を
「支持する」とした決議案を採決したが、辞任要求に慎重な常任理事国の中国とロシアが拒否権を行使し、否決された。
昨年3月から反体制派への弾圧が続くシリア情勢で、昨年10月に続いて中露の反対で安保理は
決議を採択できなかった。
大国の意見が対立する事案で明確なメッセージを出せない安保理の弱点が再び露呈した。

当初の決議案に明記されていたアサド大統領への退陣要求の文言は、国際社会の介入による政権交代を認めない
ロシアの反対で削除された。
しかし、アラブ連盟の行程表(1月22日決定)は、アサド政権に▽大統領から副大統領への
権限移譲▽反体制派も含む挙国一致内閣の設立▽国際社会監視下で民主的選挙の実現−−を求めており、
決議案は事実上、アサド大統領に退陣を迫る内容だった。
ロシアのラブロフ外相は4日、訪問先のミュンヘンで、クリントン米国務長官と会談。
また、会談に先立つ講演で決議案に賛成する条件が「まだ満たされていない」とさらなる修正を求める姿勢を見せ、
7日にアサド大統領と会談するため自らシリアを訪問する意向を表明していた。


@国民評議会は自由シリア軍によって実力行使で政権の転覆を図りたいでしょうが、
対イスラエルの要である親露シリアの思惑と、米国中心主義の国連との微妙な温度差が
問題をさらに複雑化しています。
NATOをバックにカダフィーを倒したリビアの国民評議会とは、立ち位置が違いすぎます。





平成24年2月5日


シリア政府軍が砲撃、217人死亡の報道


シリア中部ホムスで3日夜、政府軍の砲撃などにより、多数の死者が出た模様だ。
ロイター通信は在外反体制派の情報として、217人が死亡したと伝えた。
中東の衛星テレビ局アルアラビアとアルジャジーラはそれぞれ、地元反体制派の情報として約200人が死亡したとしている。
ホムスでは、政府軍を離脱した兵士らによる武装反体制派「自由シリア軍」と政府軍の戦闘が続いている。
これに加え、混乱の長期化で、アサド大統領の属するイスラム教少数派のアラウィ派と多数派のスンニ派、
キリスト教徒の間の対立も悪化している。
アサド政権は1月下旬から、ホムスやダマスカス近郊など各地で反体制派の鎮圧作戦を強化しており、
3日のホムスでの攻撃もその一環とみられる。


@明らかに進行中の国連非難決議に対するアサドの返答ですね。








平成24年2月4日


安保理対シリア決議案、欧米が大幅譲歩 中ロと妥協


国連安全保障理事会が協議している対シリア決議案で、「(アサド大統領からの)政権移譲を全面的に支援する」という
文章の前に「シリア主導の」という言葉を入れることで、欧米とロシアや中国が妥協したことがわかった。
複数の安保理外交筋が明らかにした。
アラブ連盟が求める政権移譲を国連安保理として後押しすることについて、ロシアと中国は「内政干渉だ」と反発していた。
このため、「シリア主導の」という文言を追加して、大統領の退陣を外圧によるものではなく、
内政問題として扱う体裁を整えた。
採択を優先したい米英仏が、現行の決議案に対して拒否権の行使を示唆しているロシアに大幅に譲歩した形だ。
修正された決議案はすでに各理事国が本国政府に送り、最終判断を待っている状態で、近日中にも採決があるとみられる。


@イスラエルの膨張を阻止する為にも、シリアに対してロシアが軍備支援するのは当たり前の構造ですから、
アサドが暴君であれなんであれこうした国連の動きには取り敢えず敏感にならざるを得ません。
しかし、逆にいえばそうした構造が、アサドのような化け物を作りだしてしまったんですね。





平成24年2月4日


パレスチナ自治区ガザで、国連事務総長の車列に靴投げられる


パレスチナ自治区ガザを訪れた国連のパン・ギムン事務総長の車列が、取り囲まれる騒ぎがありました。
プラカードを手に車を取り囲む人たち。
激しく車を叩く人やアラブ世界では最大の抗議を意味する靴やサンダルを投げつける人もいます。
2日、パレスチナ自治区ガザでイスラエルに拘束されているパレスチナ人の親族40人あまりが、
面会に応じなかったパン事務総長に抗議するため、車列を取り囲む騒ぎがありました。
パン事務総長らにけがはありませんでした。
イスラエルは、パレスチナ人7000人あまりを拘束している上、家族は自由に接見することもできないということで、
不満が募っています。
パン事務総長はイスラエルとパレスチナが和平交渉再開を促すためにガザを訪れていました。


@パレスチナの皆さん、朝鮮人というのは本当に空気が読めないアホ揃いで申し訳ないっす。





平成24年2月3日


インド ロシア大使館にサイバー攻撃=シリア擁護姿勢に抗議


在インド・ロシア大使館は1日までに、同大使館のウェブサイトにサイバー攻撃があったものの、
被害を阻止したことを明らかにした。
シリア・アサド政権による反体制デモ弾圧を受けた国連安保理決議に拒否権も辞さない姿勢を見せる
ロシアへの抗議とみられ、インタファクス通信は「シリア(反体制派)のハッカーの仕業」と報じた。
同通信によると、これより先インターネット上には、インドなどのロシア大使館サイトへのサイバー攻撃が
成功したとの情報が流れていた。
ハッカーはサイトに殺害された子供の写真や、ロシア政府にシリアへの武器売却を停止するよう求める
文言を掲載していたという。
ただ、ロシア大使館側は「シリア反体制派のハッカーの情報をうのみにしたものだ」として
攻撃の成功を否定した。 


@確かにシリアの国連大使の言うように、これはシリアに対する内政干渉以外のなにものでもありません。
但し、シリアのアサドは、ここでも取り上げてきましたが、やりすぎです。
次に狙われるのは、ロシアと共に非難決議に反対したシナですね。








平成24年2月2日


シリア 自由シリア軍、未だ交戦中


@ホムズで、アサド率いる政府軍の戦車を攻撃破壊する自由シリア軍。











平成24年1月31日


シリア 政府軍が首都近郊奪還=反体制武装組織の拡大警戒


シリア政府軍は30日までに、反体制派が支配下に置いた首都ダマスカス近郊で戦車部隊を投入して
軍事作戦を強化、一部を奪還した。
戦闘は首都から約4キロ付近で展開されたといい、在英の人権団体「シリア人権監視団」のラフマン代表はAFP通信に、
昨年3月の反体制運動開始後、首都近郊で最も激しい交戦になったと語った。
政府軍はここ数日、中西部ホムスや中部ハマなどでも反政府勢力への圧力を強め、29日の死者は約80人に達した。
首都北郊の町ランクスも政府軍の激しい砲撃を受けたという。
造反兵らが結成した反政府武装組織「Free Syria Army 自由シリア軍」は、首都郊外のドゥーマやハラスタ、
サクバ、ジスリーンなどの一部地域を掌握していた。
しかし、自由シリア軍の首都進撃を警戒する政府軍の攻勢を受け、潜伏を余儀なくされたもようだ。
首都東郊の反体制派はロイター通信に、「自由シリア軍は戦術的な撤退を行った。
政権軍が近郊を再占領し、(反体制派らの居場所を)戸別に捜索し、身柄を拘束している」と語った。


@一方的にアサドの軍によって殺戮され続けていたシリアの人々ですが、ここにきてやっと、
一進一退を繰り返しながらもリビアの時のような反体制派の戦える軍事組織(造反兵と民間人)が
できつつあるようです。


少し様になってきたFree Syria Army






平成24年1月30日


エジプト 人民議会初招集  維新/革命は、本来我が国のお家芸!


ムバラク政権崩壊後、軍による暫定統治が続いていたエジプトで23日、初めての自由選挙で選ばれた
人民議会が招集されました。
初めての人民議会では、まず、反政府デモなどで犠牲となった国民に対し祈りをささげた後、
議員らが宣誓を行いました。
ムバラク政権崩壊後に行われた初の自由選挙では、穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」系の
自由公正党や、より厳格なサラフィ主義者が中心の「光の党」など、イスラム勢力が全議席のおよそ7割を獲得。
宣誓の際、決められた文言に「イスラム法を尊重する」とつけ加えた議員がたしなめられる一幕もありました。
今後、行われる憲法改正議論でどこまでイスラム色が反映されるかなどが注目されています。

エジプト選挙でイスラム勢力が圧勝、新憲法制定へ本格始動
エジプト選挙管理委員会は21日、ムバラク前大統領の退陣後初めて行われた議会選挙の最終結果を発表し、
イスラム政党が議席の約3分の2を獲得する大勝を収めた。
23日には議会が初招集され、新憲法制定に向けて本格的に動き出すことになる。
エジプトの議会選挙は、全議席の3分の2が比例代表制、残りの3分の1は各選挙区から選ばれる。
選挙管理委員会によれば、比例代表制で選ばれる議席のうち、FJPが38%、
イスラム保守派の「ヌール党」が29%を獲得した。
穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「自由公正党(FJP)」は、
全498議席のうち47%以上を獲得したとしている。


@リビア然り、最初の一歩があってこそ、巨大な独裁ムバラク政権を倒す事が出来た訳で、
これこそ本来我が国のお家芸。必ず戦後体制は崩壊します。我々も、頑張ろう。





平成24年1月24日


リビア カダフィ派、バニワリド奪還=国民評議会派と衝突


リビアの首都トリポリ南東のバニワリドで23日、暫定統治する国民評議会傘下の民兵勢力と
元最高指導者カダフィ大佐派が衝突し、ロイター通信が伝えた目撃情報では、カダフィ派が町を掌握した。
事実なら、大佐の死亡を受けた昨年10月の全土解放後、カダフィ派が拠点の町を奪還した初のケースとなる。
衝突は、国民評議会側の勢力がカダフィ支持派を逮捕したのをきっかけに起き、4人が死亡、
20人が負傷した。カダフィ派は町の中心部を支配し、緑色の旧国旗を掲げているという。


@昨日取り上げたら、早速、論功行賞中の間隙をぬってカダフィー派が暴れているようです。
いずれにしても楽しそうでいいよね。 





平成24年1月24日


リビア デモ隊が国民評議会の建物襲撃


カダフィ政権崩壊後、暫定政府により新たな国づくりが進められているリビアで21日、
暫定政府のメンバーの辞任を求めてデモ隊が国民評議会の建物を襲撃し、
議会の副議長が辞任に追い込まれました。
中東の衛星メディア「アルジャジーラ」などによりますと、21日、暴徒化したデモ隊は東部・ベンガジにある
国民評議会の本部の門を手投げ弾を使って破壊、窓などを叩き割り、建物に乱入したということです。
リビアでは42年間続いたカダフィ政権が崩壊した後、国民評議会を中心とする暫定政府が
新たな国づくりを進めていますが、内戦で死亡した兵士の遺族に対する補償額やカダフィ政権時代の
高官が同じ地位にとどまり続けていることなどに加え、汚職疑惑のある国民評議会のゴーガ副議長に対しても
一部国民の間で不満が高まり、デモが続いていました。
これを受け、ゴーガ副議長は22日、「私は国益のために辞任する」として辞任を表明しました。
カダフィ大佐が死亡した後も東部・ベンガジとトリポリを中心とする勢力が対立を続けているほか、
イスラム国家化を目指すイスラム主義者の活動も活発化しており、リビア再生に暗雲が立ちこめています。


@別に、暗雲じゃないでしょ。革命とはこうしたもので、ここから各部族間と暫定政府との間で
論功行賞が始まり、また新たな内戦に繋がっていくもの。


新しい映像。国民評議会はNATO寄りだと怒っている模様。






平成24年1月23日


ナイジェリア イスラム武装勢力 「ボコ・ハラム」の報復で120人死亡 


ナイジェリア北部の都市カノで20日、連続爆破テロがあり、少なくとも120人が死亡した。
イスラム武装勢力「ボコ・ハラム」が犯行を認めた。
AP通信などが伝えた。爆破は地元の警察本部などを狙ったもので、拘束されているメンバーの
釈放を州当局が拒んだことへの報復だとしている。


@それぞれにそれぞれの理由があるのでしょう。いつの世も、その繰り返しです。





平成24年1月22日


パキスタン 仕掛け爆弾で35人死亡=反タリバン団体標的か


パキスタン北西部の部族地域カイバル地区で10日、バスに仕掛けられた爆弾が爆発し、AFP通信によると、
少なくとも35人が死亡、69人が負傷した。
犯行声明は出ていないが、一帯は反政府武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」の活動が活発な地域。
地元当局によれば、現場はバスターミナルで、小型の乗り合いバスに仕掛けられた爆弾が爆発、
乗客らが犠牲になった。
タリバン追放を掲げる地元団体が付近を通過した際に爆発が起きたとの情報もあり、
彼らが標的になった可能性もある。


@参考:イスラム暦
ヒジェラ暦は完全な太陰暦で月が地球を1周するのは29.53059日 だから、1ヶ月は29日か30日となる。
1年は12ヶ月で閏月を置かない。イスラム以前のアラビアの暦は3年に1度の割で第13月を設けたが、
コーランに神が天地を創造した時に月数は12であった旨記されていることから閏月を置かなくなった。
従って1年は354日となり、太陽暦の365.2422日よりおよそ11日短い。
各月と季節は毎年ずれて32・1/4年で1巡する。
又、1日は日没に始まり、日没に終わる。西暦622年7月16日(金)より起算。
西暦2011年は、11月27日がイスラム紀元(A.H.= Anno Hijrae) 1433年 1月1日に当たる。





平成24年1月10日


南スーダン、民族間衝突で3千人超死亡か


南スーダン東部のジョングレイ州ピボルの当局者は6日、昨年末から激化した民族間の衝突で、
これまで3141人の遺体を確認したと語った。
AFP通信などが伝えた。事実とすれば、スーダンから分離・独立した昨年7月以降、最悪の衝突となる。
現場は、日本の陸上自衛隊が国連平和維持活動(PKO)に当たる予定の首都ジュバからは約300キロ離れている。
今回確認された遺体は、2182人が女性や子どもで、959人が男性。
そのほか多数の子どもが誘拐された可能性があるという。国連や南スーダン軍は詳細を把握していないとしている。
ジョングレイ州は、歴史的に牛の盗難に端を発した民族衝突が続いている。
スーダンから独立した直後の8月にも約600人が死亡する衝突があった。


@消費税だ、議員削減だと、ぬるま湯につかりながら偉そうに御託を並べていますが、
私たちが生活している地球上では、こんな事が当たり前に行われているんです。





平成24年1月7日


エジプト前大統領に絞首刑求刑


エジプトの首都カイロで5日、昨年1、2月の民衆デモでデモ隊弾圧を命じたとして殺人などの罪に問われている
同国前大統領のホスニ・ムバラク被告らを裁く特別法廷の審理が行われ、検察側は同被告と、
弾圧の直接の責任者である元内相のハビーブ・アドリ被告ら7人に絞首刑を求刑した。
同国国営メディアなどによると、主任検察官は「大統領は国民を守る責任がある」などと指摘、
アドリ被告らが治安部隊にデモ隊への発砲などを命じたのは、ムバラク被告からの指示があったためだと
結論づけた。
一連のデモでは、治安当局の弾圧で850人以上が死亡している。

同被告側は昨年8月の裁判開始以来、「デモの全容と弾圧の実態は知らされていなかった」などと無罪を主張。
裁判では今後も被告側の証人尋問などが行われる予定で、判決期日は未定。同被告は、
息子2人とともに任期中の不正蓄財の罪などにも問われている。
国内の民主化勢力や殺害されたデモ参加者の遺族には、ムバラク被告の処刑を求める声が強い。
同被告の出身母体で暫定統治を担う軍部が、同被告を擁護しているとの疑念も根強く、
反軍政感情が強まる要因ともなっていた。


@歴史から学べば分かりそうなものですが、人間の悲しい性(さが)というか権力に溺れてしまうんでしょうね。
国家理念なき鳩山由紀夫や菅直人の行いはもっと罪深い。








平成24年01月06日


タリバン、中東カタールに事務所設置へ


アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンのムジャヒド報道官は3日、声明を出し、中東カタールの首都ドーハに
事務所を設置することでカタールなどと基本合意したことを明らかにした。
タリバンとの和平交渉を模索するアフガン政府や米国などとの連絡窓口となる。事務所設置は、
タリバン側の和平交渉への前向きな意思の表れといえ、順調にいけば丸10年が過ぎた
アフガン戦争の転機になる可能性がある。
声明でタリバンは、「国際社会と協議するために事務所を開設する準備ができ、
カタール政府などと基本合意にいたった」と表明。
また、タリバンが2009年以来拘束している米兵の釈放を米側が求めていることについて、
タリバン側からも事務所開設の交渉過程で、キューバの米海軍グアンタナモ基地に収容されている
タリバンのメンバーの釈放を要求したことに言及し、捕虜交換の可能性を示唆した。
一方、声明は、タリバンと米国による直接交渉が続いているとする一部の報道を否定した。
アフガン政府は、米国とタリバンとの単独交渉は容認せず、アフガン側の関与が必須との立場だ。


@タリバンもへたってきたんでしょうか。
アメリカがアフガンから撤退するのに、今更、タリバンが国際社会(反イスラム)となにを理解し合うのでしょう。
いらないっしょ。





平成24年01月04日





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