2011年 (平成23年) アラブ、アフリカ、中東諸国革命顛末記 W 平成23年 アラブ・アフリカ・中東諸国革命顛末記 V
平成23年4月23日ー5月06日


シリア首都郊外で軍が一斉家宅捜索、多数の住民が身柄拘束


シリアの首都ダマスカス郊外のサクバで4日夜から5日にかけて、数百人規模の軍部隊が一斉に家宅捜索を行い、
一部の住民らが身柄を拘束された。
地元の住民が5日、明らかにした。地元の女性はロイターに対し、「やってきた兵士は何者か名乗らなかった。
住民の間では、大統領の弟の部隊だったと思われている。
彼らが来る前に情報伝達手段が遮断された。抵抗はしなかったが、多くの住民が逮捕された」と述べた。
アサド政権が軍部隊をシリア各地に展開させるなど武力弾圧を続ける中、サクバでは4月29日、
数千人の住民らがアサド大統領の退陣を求めるデモを行っていた。

シリア情勢を監視しているアラブ国家の政府高官は「軍部隊の派遣を決めたアサド大統領の決断は、
大統領が招集できる部隊を総動員させることを意味する。
また、大統領が和解に応じる構えがないことをはっきりと示している」と語った。
退陣要求デモが発生した南部ダルアーに軍が派遣される以前は、主に治安部隊や秘密警察がデモ隊の対応に当たっていた。


@このアサド、イスラエルと正面切って戦っていますから、西側もなかなか介入しづらいのでしょうが、
民兵組織も充実しているようなので、その辺りから切り崩す方策を考えるべきじゃないでしょうか。
オバマさん。











平成23年5月6日


Libyan people: Win or Death


@リビアに一日も早く平和が訪れる事を願ってやみません。まだまだ時間がかかりそうですね。





カダフィの戦車部隊もまだまだ健在のようです。



平成23年5月6日


リビア Misrata ハンドメイド Armored Car?


@実用になるのかどうか今一心配ですが、棺桶にならない事を祈ります。





平成23年5月3日


リビア ミスラタの若き反体制派革命(維新)戦闘集団


@命を賭けて守る何かがあるという事の素晴らしさを教えてくれる一本です。
我々の維新運動に通じる何かを感じさせられます。若き維新者必見!








平成23年5月3日


シリア 母は強し







平成23年5月2日


リビア カダフィ息子ら空爆死に抗議 英伊大使館など襲撃


英BBC放送などによると、リビアの首都トリポリでは1日、最高指導者カダフィ氏の息子や孫が北大西洋条約機構(NATO)
指揮下の多国籍軍による4月30日の空爆で死亡したとされることに抗議する市民らが、
英国など複数の国の大使館や関係施設を襲撃した。
ロイター通信は、イタリア大使館から煙が上がっているとの目撃情報を伝えた。
ロイター通信によると、ヘイグ英外相は1日、襲撃を非難してリビアの駐英国大使に国外退去を命じると発表した。
イタリア外務省も同国大使館への襲撃を非難しており、空爆を発端として国際社会には波紋が広がっている。
空爆作戦を指揮するNATOのブシャール司令官は1日の声明で、「空爆は軍事施設に対するもので、
個人は標的にしていない」と説明。
カダフィ氏らの暗殺は狙っておらず、市民への攻撃を阻止する目的で軍事作戦を認めた国連安全保障理事会決議に
沿って行われていると強調した。


@苦しいいい訳ですね。ピンポイントで、カダフィの居住区を爆撃している事は明白なんですから、
はっきり言えばいいじゃないですか。





平成23年5月2日


サレハ・イエメン大統領 GCC仲介案の署名拒否


大規模な反政府デモが続くイエメンで30日、サレハ大統領が自身の辞任を求める仲介案への署名を拒否しました。
事態収拾への道筋は振り出しに戻ったかたちで、混乱の長期化は避けられない情勢です。
サレハ大統領の辞任をめぐっては、ペルシャ湾湾岸諸国で構成するGCC=湾岸協力会議が先月21日、
大統領の30日以内の辞任などを求める調停案を提出、一時サレハ氏もこれに合意したと伝えられていました。
ところが、30日になってサレハ氏が調停案への署名を拒否、事態は暗礁に乗り上げたかたちです。
署名を拒否した理由については分かっていません。イエメンでは、30年以上にわたり事実上の独裁を続けている
サレハ氏の辞任を求めるデモが今年1月以来続いていて、これまでに市民140人以上が犠牲になったとされています。


@権威なき煩悩だらけの菅のようなボンクラなればこそ一度奪った権力の座に固執するのでしょうが、永遠なんてありえない訳で、
好むと好まざるとにかかわらず必ず民衆の蜂起(or 内ゲバ?)によって引きずり降ろされるもの。
これもまた歴史の必然なれば、早く悟りを開けばそれだけ傷は小さくて済むと分かっちゃいるけどやめられないんでしょうね。
いずれにしても流れた血は元には戻りませんが、必ず大きな変革に繋がっていきます。








平成23年5月2日


リビア カダフィの息子 セイフアラブ 空爆で死亡


ロイター通信によると、リビア政府報道官は1日、北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆で、
カダフィ大佐の息子セイフアラブ氏と大佐の孫3人が死亡したことを明らかにした。
報道官によれば、当時、大佐は自宅にいて無事だったという。









平成23年5月1日


リビア カダフィがTVで交渉呼び掛け、演説中にNATO空爆か


リビアの最高指導者カダフィ大佐が30日未明にテレビ演説を行い、反体制派との停戦や空爆を続ける
北大西洋条約機構(NATO)軍との交渉に応じる用意があると明らかにした。
カダフィ大佐は約80分にわたり生中継された演説で、「今すぐ停戦に入る用意がある。
しかし、停戦は一方だけではできない」と述べ、NATO軍に交渉を呼び掛けた。
また大佐は、空爆や制裁によってリビア国民が影響を受けているほか、インフラも破壊されていると指摘。
反体制派に向けては、互いに戦うべきではないと述べ、武器を置くよう訴えた。
一方で、自らの退陣については、「誰も私に国外退去を強いることはできない」と完全否定。
NATOが交渉に応じなければ、リビア国民は徹底的に抗戦すると主張した。
国営テレビはその後、カダフィ大佐の演説中にNATO軍の戦闘機が首都トリポリの
テレビ局ビル周辺を空爆したと報道。カダフィ大佐を標的にした攻撃とみられると伝えた。


@もう命令は下されている訳で、今更あんたの話に耳を傾ける積りはないってさ。
息子のセイフや孫の命まで奪われて気の毒だけど、あんたを信じて戦っている国民はもっと悲惨だよ。
話は変わるけど、あんたのキャラが菅にかぶって見えてしょうがない。人気はあんたほどないけどね。





平成23年5月1日


リビア政府軍が、隣国チュニジアで越境攻撃


中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、リビア軍が29日、隣国チュニジアに越境、
国境に近い南部デヒーバで激しい戦闘が起きた。
デヒーバのリビア反体制派勢力を襲撃したとみられるが、リビアのカダフィ政権への国際的批判が高まるのは必至。
チュニジア軍兵士も戦闘に加わっているとの情報もあり両国軍の交戦に発展する恐れもある。
リビア政府軍は、政権に反旗を翻した西部の諸都市を包囲。
反体制派は、欠乏している食料や医薬品をチュニジア側から入手しており、政府軍は補給遮断を図ったとみられる。



@チュニジアとの国境地帯はトリポリに近いですし当然国境防衛の為のカダフィ軍の支配地域(国境の壁越しに
カフダフィの緑旗が見えます)でしょうが、チュニジア軍も反体制派に好意的というか、
映像を見る限り補給が遮断されているようには見えません





@アンジェリーナ・ジョリーは今月5日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使として、
リビアとの国境にあるチュニジアの難民キャンプを訪問した。
UNHCRによると、リビアのカダフィ大佐の圧政を逃れて2月中旬から約44万人が出国、エジプト、
ニジェール、アルジェリア、チャド、スーダンなどで難民生活を送っている。
アンジーは約21万7,000人を受け入れたチュニジア政府の寛大な対応を賛え、パートナーのブラッド・ピットと設立した
ジョリー・ピット基金から負傷者を運ぶための救急車購入費、帰国する難民177人分の渡航費などを負担した。
詐欺師のアグネスチャンとは大違いですね。さすが、大スター アンジェリーナ・ジョリー。





平成23年4月30日


米、シリア政権幹部の資産凍結 アサドは対象外


オバマ米大統領は29日、シリアのアサド政権に対する新たな制裁措置を命じた。
民主化運動の弾圧を主導した政権幹部らの米国内の資産を凍結する。
初めて具体的な追加制裁に動いた格好だが、アサド大統領自身は対象とせず、象徴的な意味合いが強い。
クリントン国務長官は29日、「制裁の目的はシリア政府に対し、行動の責任を負うことになると示すことだ」と記者団に語った。
アサド大統領の弟で、シリア南部ダルアで多数の死者を出した弾圧を指揮した政府軍のマヒル・アサド司令官や、
情報機関トップのアル・マムルク氏ら3人と、同機関が対象。
イラン革命防衛隊の精鋭「アルクッズ旅団」もシリア政府の弾圧を支援しているとして制裁対象に指定した。
米政府はシリアを「テロ支援国家」に指定、独自制裁を続けている。


@スナイパーや戦車部隊を指揮しているのがアサドの弟のマヒル・アサドなんですね。





平成23年4月30日


シリア 反体制デモで60人以上殺戮 治安部隊がまたしても無差別発砲


反体制デモが激化しているシリアで29日、南部ダルアや西部ラタキアなど複数の都市でイスラム教金曜礼拝後の
デモが行われ、治安部隊の発砲などにより60人以上が死亡した。
シリアの人権団体などの話としてロイター通信が伝えた。
ダルアでは周辺の町から集まった市民らが発砲を受け、19人が死亡した。
3月に本格化したデモに対し、政府は外国勢力や武装過激派が関与しているなどと主張して弾圧を強化。
デモ参加者らは、当初の民主化要求から体制打倒へと要求を拡大している。


@シリア、目が離せなくなりました。
シーア派の一派アラウィ派(10%)のアサド親子が、国民の80%が信奉する
スンニ派を支配下に於いて圧政というか恐怖政治を40年以上続けてきた。





平成23年4月30日


バーレーンで反体制デモ参加者に死刑判決、警官殺害で


バーレーンの軍事法廷は28日、反体制デモの鎮圧で出動した警官2人を殺害したとして、
デモ参加者4人に死刑判決を下した。
また、別の3人にも終身刑を言い渡した。国営メディアが伝えた。同国で反体制デモ参加者に判決が下されるのは初めて。
市民に対する死刑判決は極めて異例で、過去30年余りで3度目となる。 
バーレーンでは、シーア派教徒を中心とした反体制デモが2月に発生してから、少なくとも29人が死亡。
政府高官によると犠牲者には警官4人も含まれており、このうち3人は3月中旬に車にひかれて死亡した。
治安当局はこれを受け、数百人に上る市民を拘束している。
国営メディアは27日、戒厳令に基づき拘束されていた312人が解放されたと報道。
約400人が訴追の対象になる可能性があるとしている。バーレーンでは、
国民の60%以上がシーア派だが、王家のハリファ家を頂点とする指導者層はスンニ派に属している。


@変革を求めるならばどんな強権に対しても一歩も引かず、
怯まず、突き進む事だ。
いずれにしても倒す側、倒される側、革命や維新に血はつきものだ。
(なにもしていない人間に至近距離からいきなりガス弾を何発も腹や顔に撃ったり、
実弾を無差別発砲したり、こんな無茶苦茶してれば、正当防衛というか、
車でひかれて死んでも普通文句言えないだろ・・・・昨日のシナ人の裁判jじゃないけど、
これこそ取り締まる側の警察官が殺人罪で裁かれるべき構図だ)





平成23年4月29日


リビア 熱狂するカダフィ支持派


@昨日カダフィ支持派のこうした映像が多数upされた。支持を表明する各部族に対し一人当たり$400ドルが支払われたとか・・・・・








平成23年4月29日


リビア 今日の山岳砂漠戦と、Misurataのカダフィ軍スナイパー








平成23年4月28日


カダフィ居住区を空爆 NATO、通信施設破壊と発表 旧宗主国イタリア、空爆参加


北大西洋条約機構(NATO)は25日、リビアの首都トリポリにある通信施設を破壊したと発表した。
ロイター通信などによると、最高指導者カダフィ大佐の居住区にある施設を狙ったとみられる。
カダフィ氏自身は無事だが、職員ら3人が死亡したという。
AFP通信などによると、リビア政府側は「カダフィ氏の暗殺を狙ったものだ」と反発。
カダフィ氏の次男セイフルイスラム氏は地元メディアに対し「闘いを諦めない」と語った。
NATOは23日以降、トリポリや西部の激戦地ミスラタで、高精度の攻撃ができる米軍の
無人偵察機「プレデター」による空爆を続け、ロケット発射装置などを破壊した。
NATO側は、市民の巻き添えを防ぎつつリビア政府軍に効果的な打撃を与えられるとしている。

イタリア、空爆参加へ 
北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍によるリビア空爆にイタリアが25日、参加を決めた。
多国籍軍の25日のカダフィ大佐邸の空爆では、応接施設などが破壊され、3人が死亡した。
多国籍軍は無人機攻撃を含めて空爆強化を模索しているが、カダフィ政権は徹底抗戦の構えを崩していない。
リビア北西部ミスラタでは、カダフィ政府軍による包囲攻撃で25日に少なくとも10人が死亡した。
ベルルスコーニ・イタリア首相は25日、オバマ米大統領に空爆参加の意向を伝えた。
26日にはイタリアを訪問したサルコジ仏大統領とも協議した。
空爆に参加するのは仏、英、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、カナダに続いて7カ国目。


@とにかくカダフィの抑えているトリポリからの映像は、ほとんど入ってきません。








平成23年4月26日


シリア 米、大使館職員に退避命令 デモ弾圧で、制裁を検討


米国務省は25日、シリア各地で治安部隊によるデモ弾圧で多数の市民に死傷者が出ており「情勢が予測不能だ」として、
同国で勤務する米大使館職員のうち緊急時に対応する職員以外の全員と家族に対し、
国外に退避するよう命令を出した。
国務省はまた、シリア国内にいる米国人に対し民間の航空機が利用可能なうちに国外退避するよう勧告。
さらに米国人にシリアへの旅行を控えるよう求める渡航情報を出した。

アサド政権は25日、デモ隊と治安部隊の衝突が続く南部ダルアーに戦車などの軍部隊を展開、
部隊の狙撃手らは外出者に無差別に銃撃を加えた。
フランス通信(AFP)が住民の話として伝えたところによると、少なくとも住民25人が殺害された。
政権側は首都ダマスカス北郊のドゥマにも軍を派遣。
同国の人権団体によると、3月の反政府デモ発生以来、当局の弾圧による死者は全土で少なくとも350人に達した。
ダルアーは一連の反政府デモの「発火点」となった町。政権側はダルアーのデモを武力鎮圧することで、
国民に政権への恐怖心を植え付ける狙いがあるとみられる。


@外国のプレスも締め出しているようです。


軍のスナイパーによってほとんどが頭を撃ち抜かれています。






平成23年4月26日


リビア Misrata 今日のバトル








平成23年4月26日


リビア Misrata 今日の白兵戦











平成23年4月25日


シリア政府、南部に戦車投入 無差別発砲で死傷者多数


シリア政府は25日未明、反政府デモが続いている南部ダルアや首都ダマスカス近郊のドゥマに戦車部隊や
治安部隊などを展開、市民に対して無差別に発砲した。
AFP通信は目撃者の話として少なくともダルアで25人が死亡したと報じた。
路上には市民とみられる遺体が放置されているという。
25日の軍事行動は、3月中旬から始まった民衆デモに対して政権側が強硬姿勢で対応することを明確にしたものだ。
自国民に対する軍事力の行使は、中東和平への対応などをめぐって同国に批判的な姿勢をとる米国をはじめ、
国際社会の反発を招くことは必至だ。
ダルアの住民らの目撃証言によると、戦車8両と装甲車2両が進入。
市内各地で激しい銃撃音が聞こえ、煙が上がっているという。市内の電気、電話網は遮断された模様だ。
ドゥマでも同日、治安部隊や大統領支持派らが市内に入り、反体制派らの民家を捜索。
市民らに対して無差別に発砲しているという。


@映像を観ても分かる通り、自国民を守るべき軍が、非武装の市民に向け狙撃銃で完全に狙撃しています。
今朝も書きましたが、これが独裁政権アサドの恐怖政治の真の姿なのでしょう。

参考
シリア軍の総兵力は現役約32万人、予備役は50万人(人口≒22,000,000)。陸軍の総兵力は約21万5000人、
海軍総兵力約5000人+予備役約4000人、空軍約総兵力4万人。
その他にイスラエルの侵攻に備えて、ゲリラ戦を行う為に複数の民兵組織が組織されている。
シリアの軍事予算に占める割合は国家予算の一割に当たり、膨大な軍事費の為にシリアの財政を非常に圧迫している。








平成23年4月25日


シリア:治安部隊狙撃、住民6人死亡−−西部ジャブラ


シリア西部ジャブラで24日、治安部隊が住民に発砲し、中東の衛星放送アルジャジーラによると6人が死亡した。
治安当局は首都ダマスカスなどで人権活動家らを拘束している模様。
22、23日も治安部隊がデモ隊に発砲し、約120人が死亡している。
各地に拡大した民主化要求デモに当局は弾圧を続け、騒乱収束の兆しは見えない。
ジャブラの男性はアルジャジーラの取材に「24日に治安部隊が住民を撃ち始めた」と語った。
建物の屋上から無差別発砲しているとの情報もある。発砲時、デモは行われていなかったという。
在外シリア人団体によると、治安当局は24日までに30人以上の人権活動家を拘束。
24日は各地でデモ参加者の葬儀が行われたが、治安部隊が中止させるなどした。


@恐怖政治が恐怖を呼ぶというか、治安部隊(秘密警察)から軍まで撃ち放題。アサドってのは相当悪いですね。
我が国だって今のところ実弾は飛んできませんが、菅政権がやってる事は似たようなものです。








平成23年4月25日


アフガン プリズンブレイク トンネル掘ってタリバーン大脱走 アフガンで475人


アフガニスタン南部カンダハルの刑務所で24日夜、多くの囚人が脱獄した。地元当局によると、脱獄者は475人に上り、
多くが反政府武装勢力タリバーンの司令官や戦闘員とみられる。
外側から掘られた300メートル以上の長さのトンネルを使って逃れたという。
同刑務所には全部で約1200人が収容されていた。地元の報道によると、脱獄者のうち数人は治安当局によって
拘束されたという。
タリバーンの報道官はAP通信に対し、脱獄者のうち約100人はタリバーンの指揮官クラスで大半は戦闘員だと語った。
同報道官によると、トンネルは刑務所の外側から5カ月以上かけて掘り進めたという。
この刑務所では2008年にもタリバーンが攻撃を仕掛け、約1千人の収容者が逃走。以来、
警備がさらに固められていたという。


@赤レンガの塀に囲まれた名古屋刑務所が(昭和37年現在の三好へ移設)、名古屋のど真ん中(現在の吹上公園)にあった頃、
あそこから初めて脱獄した人と会った事がありますが、脱獄の十八番はやはりトンネルなんですね。





平成23年4月25日


リビア Misrata 今日の裏町革命市街戦









平成23年4月24日


リビア訪問し軍事介入拡大を主張、マケイン米上院議員


内戦状態にあるリビア情勢で、米議会の重鎮で2008年米大統領選の共和党指名候補だった
マケイン上院議員が22日、リビア東部のベンガジを訪問し、カダフィ政権打倒の戦いを続ける
反体制派組織「国民評議会」幹部らと会談した。
同議員は会見し、米地上部隊の派遣には反対しながらも反体制派とカダフィ派の戦闘が膠着(こうちゃく)
状態にあることを踏まえ、欧米諸国は反体制派に武器を供給し、訓練強化に当たるべきだと
軍事介入の拡大を求めた。
リビア騒乱が始まった今年2月以降、マケイン議員は同国を訪れた最高位の米高官となっている。
米上院軍事委員会のメンバーでもある同議員は、外交や軍事政策で一定の影響力を持っている。

オバマ大統領は21日、無人武装偵察機「プレデター」のリビアへの投入を発表しているが、
地上部隊の派遣は一貫して否定、対リビア軍事行動では北大西洋条約機構(NATO)に指揮権も
移譲している。
オバマ政権は20日、リビアの反体制派勢力に最大で2500万ドル相当の非軍事支援を実施することも発表している。
マケイン議員は会見で、プレデター投入はNATOの軍事作戦を補強するとしながらも、
戦況の手詰まり状態を打破するには十分な措置ではないとの認識を示した。
米国のリビア政策の目標については、リビアとの関係が深い欧州諸国と協力してカダフィ大佐を退任させ、
リビア国民自らによる政権樹立を実現することだと強調した。


@Misrataでの反体制派 vs カダフィ軍の白兵戦。











平成23年4月23日



シリアで治安部隊がデモ隊に発砲、40人以上死亡か・・・無差別殺戮の映像あり


シリア全土で22日、政治改革を求める大規模なデモが発生し、治安部隊による武力鎮圧で
少なくとも43人が死亡した模様だ。
今のところ正確な死者数は分かっていないが、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは
22日のデモで少なくとも75人が死亡したと伝えている。

22日のイスラム教金曜礼拝後、首都ダマスカスなど複数の都市で数千人がデモを行い、鎮圧に乗り出した
治安部隊とデモ隊が衝突した。
ダマスカス郊外のドウマでは、治安部隊が数千人のデモ隊に発砲し8人が死亡、約25人が負傷したという。
モアダミでも治安部隊が数千人のデモ隊に発砲し6人が死亡し、数十人が負傷したとの目撃証言がある。
また中西部のホムスでは12人が死亡、南部のハラスタでも治安部隊が2000人〜3000人のデモ隊に
発砲したという。この治安部隊による武力鎮圧に対し、海外からも批判の声が上がっている。
オバマ米大統領は「武力によるデモの鎮圧は即刻止めるべきだ」と強い口調で批判した。
またオバマ大統領は、アサド大統領は自由を求める国民の声を無視し、抑圧を続けてきたとし、
「米国はシリア19 件をはじめ世界の人々が享受すべき民主主義や(表現の自由、集会の自由などの)
普遍的権利のために戦い続ける」と付け加えた。

アサド大統領は21日、デモ隊が要求していた非常事態法の解除と最高治安維持法廷の廃止を行った。
しかし国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、シリア政府は国際的な人権基準に従った
法を制定すべきだと主張し、シリア政府に対し、政治犯の釈放、治安部隊の暴力行為に対する
徹底的な調査、刑法の抑圧的な条項の改正など、さらなる改革を求めている。


@アサドは反政府デモの鎮静化を図って21日に48年ぶりに非常事態法を解除しましたが、結局裏目に出た模様。
19日にここで映像を紹介しましたが、アサド率いる治安部隊は、デモ隊に銃を乱射し、後ろ手に縛った連中に
殴る蹴るの暴行をカメラの前で平然とやってのける殺戮集団です。
よく自国民に向けて銃を乱射できるものです。


参考
アサドはさらに、政治犯の訴追に使われてきた最高治安維持法廷を廃止するとともに、
「平和的な抗議活動の権利規制」に関する大統領令を出し、抗議活動を「シリア憲法で保障された
基本的人権」と規定した。
1963年に導入された非常事態法では、政府による予防的拘禁を認め、政府の決定は憲法や刑法より
優先されると規定。
起訴されないまま勾留されている容疑者が不服を申し立てたり、取り調べに弁護士を
立ち会わせたりすることができなかった





アサドによる無差別殺戮の映像  



平成23年4月23





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