「第二の開闢」 


國體を護るのは軍隊である 自衛隊が目覚めて真の軍隊たらんとするときこそ、日本が目覚めるときだ!!


陸自は「災害派遣隊」を目指すのか


陸上自衛隊内で君塚栄治幕僚長に対する不満がくすぶっている。
陸自が悲願としてきた「陸上総隊」の新設構想をあっけなく葬り去ったからだ。
君塚氏といえば東日本大震災への対応で「統合任務部隊指揮官」として的確な部隊統率で名をはせ、
東北方面総監から陸幕長に登用されたが、陸上総隊の重要性を唱え続けてきた幹部との温度差は大きく、
「『災害派遣隊』を目指すのか」との批判も出ている。

就任直後に即断
陸自が部内検討で陸上総隊を「創設せず」と結論づけたのは昨秋のこと。
陸上幕僚監部のスタッフが全国の主要部隊にも直々に説明に出向き、理解を求めた。
部隊で待ち受けた側には総隊構想に深く関わってきた幹部もいるだけに、さぞ気まずい雰囲気だったに違いない。
複数の防衛省幹部によると、この結論を主導したのは君塚氏だという。
君塚氏が陸幕長に就いたのは昨年8月で、就任直後に総隊新設を断念したことになる。
総隊構想には防衛省の内局(背広組)が否定的だったため、君塚氏は内局に振り付けられたとも指摘されている。
「(幕長は)意外とヒラメだ」。いま思えば、この頃、陸幕内でそんな声をよく耳にしたが、
総隊をめぐる決断を疑問視するものだったのだろう。「震災対応では統合任務部隊指揮官として立派に任務を完遂してくれた」。
陸自OBは君塚氏を評価した上で、苦言を呈す。
「だからといって有事の際、一方面総監が陸海空の統合任務部隊を率い、作戦を遂行できると判断するのは甘いのではないか」

宙に浮く司令部庁舎
なぜ陸上総隊が必要なのか。
現行では陸自の態勢は海・空自と異なる。
海自は自衛艦隊、空自は航空総隊が全国の部隊を運用しているのに対し、陸自は全国を北部、
東北、東部、中部、西部に5分割して方面隊を配置し、司令部として方面総監部を置く。
指揮・命令系統も方面隊トップの5人の方面総監に分散している。
この陸自の態勢は陸海空3自衛隊の「統合運用」の妨げになると欠陥視されてきた。
統合運用の中心となる統合幕僚長は海・空自とは1人の司令官との調整だけで事足りるが、
複数の方面にまたがる作戦で陸自とは方面ごとに調整する必要があり、非効率なためだ。
このため陸上総隊と司令官ポストを新設し、陸自全体の作戦立案や調整、部隊運用を総括させることを検討してきた。
「陸上総隊は海・空自や米軍との調整役も担い、連携を緊密化させる」(陸自幹部)ともアピールしてきた。
陸上総隊の構想は苦節10年。
平成16年の前回の「防衛計画の大綱」策定を前に陸自内で検討が本格化したが、実らなかった。
22年に新たな防衛大綱を策定した際も陸自は構想実現を主張したものの、
またも流れた。それでも陸自は総隊構想の旗を降ろさなかった。
実は、陸上総隊司令部は朝霞駐屯地(東京都)に置くことを想定し、司令部に充てるべき庁舎もすでに存在するが、
「君塚新体制」がはしごを外し、司令部庁舎も宙に浮く。

有事に機能しない
もっとも、陸上総隊構想について陸自が一枚岩だったわけではない。
国土が南北に長い地理的特性を踏まえれば、地域ごとに作戦を担う方面隊を存続させることが不可欠として、
「総隊司令部は屋上屋を架す」という財務省や内局の主張に賛同する陸自幹部もいる。
方面総監を存続させ、陸上総隊司令官も総監と同ランクの陸将にすれば、司令官から総監への命令系統が混乱する恐れもある。
ただ、東シナ海にある離島への侵攻に迅速に対処することを第一に考えれば、総隊が欠かせないのではないか。
離島侵攻では特殊作戦群など精鋭部隊を束ねた「中央即応集団」を機動的に展開させることが求められ、
防衛相直轄から陸上総隊傘下に移しておくことが望ましい。
各方面隊から南西方面に「南転」する部隊についても中央即応集団と連携させ効果的に投入し、
海・空自と一体的な運用を行うことは「方面総監には荷が重すぎる」(別の陸自幹部)と指摘される。

そもそも、君塚氏は震災対応で統合任務部隊指揮官を務めたとはいえ、陸自の各方面隊からの応援部隊を束ねた
運用を統括したにすぎない。
海・空自の運用にはほとんど関与していなかったのが実情だ。
有事となれば震災対応以上に時々刻々と移り変わる事態の推移を見極めつつ、瞬時の判断が求められるはずだ。


@サラリーマンになにを期待するのか? 精鋭精鋭というが、陸自に祖国の為に命を賭けるさむらいはいない。


三千世界の鴉を殺し 主と添寝がしてみたい (高杉晋作) 



平成24年4月1日







自衛隊の諸君へ 

革命(維新)が起きても、国は滅びはしないが、戦争になればそういう訳にはいかない。
この事は日本の歴史が証明している。飽くまでも「国体護持」・・・一刻も早く起て。




天壌無窮








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