北朝鮮、テロ指定解除延期を非難 無能力化を中断




(写真は爆破された寧辺にある5000キロワット実験用黒鉛減速炉の冷却塔)



北朝鮮の外務省報道官は26日、米国がテロ支援国家指定解除を延期したことへの「対応措置」として、北朝鮮核問題をめぐる
6カ国協議の合意に基づき行われている寧辺の核施設無能力化作業を8月半ばから中断し、
さらに施設復旧、再稼働の措置も考慮すると表明する声明を発表した。

 声明はまた、北朝鮮が提出した核計画申告をめぐり、米国が求める検証方法について
「一方的だ」と非難、受け入れを拒否する立場も明確にした。

 非核化プロセス第2段階の象徴となってきた寧辺の核施設無能力化作業が中断されるのは、昨年秋の作業開始以降、
初めてで、第2段階の合意履行は、最大の暗礁に乗り上げることになった。

 声明は作業中断が「8月14日に効力が発生し、関係国にも通知された」としたが、複数の6カ国協議筋は8月15日ごろから
作業が中断されていることを確認した。


@ブッシュは任期終了前になんとか非核化に持ち込み実績を残したいという焦りから、かなり詰めの甘い場当たり的な
指定解除案で合意したが、結局我が国にしてもなんら具体案を示すことなく再調査の一言で一部の経済制裁を解除をしている。
日米朝それぞれがぞれぞれの思いを抱いて合意しただけで、最初から中身は何もないという事だ。
こうした現実を前にしても体を張る政治家は一人も出てこない。
拉致問題は完全に置き去りにされている。



平成20年8月26日










 
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