平成16年/06/17

与党教育基本法改正案 中間報告要旨

 【前文】
 制定の背景、教育の目指す理想、制定の目的
 
【教育の目的】
 人格の完成を目指し、心身ともに健康な国民の育成を目的とする

 【教育の目標】
 (1)真理の探究、豊かな情操と道徳心の涵養(かんよう)、健全な身体の育成
(2)一人一人の能力の伸長、創造性、自主性と自律性の涵養
(3)正義と責任、自他・男女の敬愛と協力、公共の精神を重視し、
主体的に社会の形成に参画する態度の涵養
(4)勤労を重んじ、職業との関連を重視
(5)生命を尊び、自然に親しみ、環境を保全し、良き習慣を身に付ける
(6)−1伝統文化を尊重し、郷土と国を愛し、国際社会の平和と発展に寄与する態度の涵養
(6)−2伝統文化を尊重し、郷土と国を大切にし、国際社会の平和と発展に寄与する態度の涵養
 
【教育の機会均等】略
【生涯学習社会への寄与】略
【家庭・学校・地域の連携協力】略
 
【家庭教育】
 家庭は子育てに第一義的な責任を有し、親は子の健全な育成に努める
 
【幼児教育】略
 【学校教育】略
 【義務教育】略
 【大学教育】略
 【私立学校教育の振興】略

 【教員】
 教員は自己の崇高な使命を自覚して研究と修養に励む。身分は尊重され、待遇の適
正と養成・研修の充実を図る
 
【社会教育】略
 【政治教育】略
 
【宗教教育】
 宗教に関する寛容の態度と一般的な教養並びに宗教の社会生活における地位は、教
育上尊重される。国・公立の学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動
をしてはならない
 
【教育行政】
 教育行政は不当な支配に服することなく国・地方公共団体の相互の役割分担と連携
協力の下に行われる。国は教育の機会均等と水準の維持向上のための施策の策定と実
施の責務を有する
 
【教育振興基本計画】
 政府は、教育の振興に関する基本的な計画を定める
 【補則】略

 付記

 一、【教育の目標】中の「国を愛し」「国を大切にし」は、統治機構を愛する趣旨
ではないとの認識で一致した
 一、【宗教教育】で、宗教が情操の涵養に果たす役割は教育上尊重されることを盛
り込むべきだとの意見があった
 一、【教育行政】中の「不当な支配に服することなく」については、適切な表現に
変えるべきだとの認識で一致した




平成16年/06/10


教育の正常化を考えるならば、先ず反日公明党と縁を切るべきだ
党利党略的「愛国心」なぞクソ食らえだ


教育基本法 「愛国心」明記の方向 与党協議会 中間報告

 与党の幹事長、政調会長らで構成する「与党・教育基本法改正に関する協議会」は
九日午後、同法改正案策定に向け、下部機関の「与党・教育基本法改正に関する検討
会」が提示した中間報告案について議論した。
 焦点の「愛国心」醸成について、これまで一貫して難色を示してきた公明党が方針
を転換、「国を大切にする心」などの表現を中間報告に明記する方向で意見集約する
方針を確認。宗教教育の在り方は現行法の規定をほぼ踏襲することで一致した。
 公明党が「愛国心」盛り込みに事実上同意したことで、教育基本法改正問題での与
党内の意見対立はほぼ解消、次期通常国会への改正案提出に向け、改正作業がさらに
加速するとみられる。
 協議会では、家庭教育や学校と地域の連携、私学振興の重要性、教員の資質向上な
ど、新たに九項目の条文を追加することも了承。中間報告取りまとめは次回以降の協
議会に持ち越した。
 中間報告案は、賛否両論を併記していた「愛国心」について、公明党が「国を大切
にする心という意味で、国を大切にし、との表現を加えてもよい」と盛り込みに理解
を示した。
 自民党側は「国を愛する心と、大切にする心では、意味する内容はほとんど変わら
ない」と指摘。「中間報告を出すなら一本化できるところは一本化した方がよい」と
の意見も出たため、安倍晋三自民党幹事長が協議会を十六日午後に再度、開催するこ
とを提案、了承された。
 宗教教育の在り方についても賛否両論の併記をやめ、現行法の「宗教に関する寛容
の態度や社会生活における地位は尊重する」との条文に「一般的宗教に関する教養は
大切」との文言追加にとどめることで合意した。
◇教育基本法改正問題
 故小渕恵三元首相が設置した私的諮問機関「教育改革国民会議」が2000年12
月に改正を提言。中央教育審議会も昨年3月、「たくましい日本人の育成を目指す」
などと、全面改正を求める最終答申を出した。当時の与党三党は「教育基本法に関す
る協議会」を設置、今年からは自民、公明両党の文教関係に詳しい議員で構成する
「教育基本法改正に関する検討会」で改正の具体案を議論し、「愛国心」の醸成を盛
り込むかどうかなどが焦点となっている。




 
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